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シャイアー買収に反対の株主グループ、武田薬CEOに質問状送付

10/3(水) 19:15配信

ロイター

[東京 3日 ロイター] - 武田薬品工業<4502.T>によるアイルランドの製薬大手シャイアー<SHP.L>買収に反対している「武田薬品の将来を考える会」は3日、武田薬のクリストフ・ウェバー社長・CEO(最高経営責任者)に対し、公開質問状を送ったことを明らかにした。10月末までの回答を求めている。

質問状は、同会のホームページでも公開する。質問は、1)買収に伴う借入金の返済計画、買収後の1株利益(EPS)の予想、2)収益の基幹である血液製剤の分野で今後苦戦が確実視されるシャイアーの企業価値に65%もの高額なプレミアムを設定した根拠、3)シャイアー買収に関する取締役会議事録と取締役各位の発言内容の開示、4)武田薬の持続的成長にとってシャイアー社買収が唯一の手段かーーー。

同会は「この買収案件が武田薬の持続的な発展に不可欠なものかを真摯に検討し、計画の見直し、あるいは中止の判断を下すことを衷心からお願いする」としている。

武田薬のシャイアー買収については、11月6日までに欧州連合(EU)欧州委員会が承認の是非を決定する。米国と中国、ブラジルの規制当局は、すでに、無条件で買収を承認している。また、武田薬は、買収のための新株発行の承認を得るための臨時株主総会を2019年1月18日までに開催する予定。

「武田薬品の将来を考える会」は、武田薬のOBを中心に構成し、議決権ベースで1%程度の株式を持っている。

(清水律子)

最終更新:10/3(水) 19:15
ロイター