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貴乃花“職務怠慢”の実態 部下親方そっちのけで酒浸りの夜

10/5(金) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 貴乃花(46)が大阪場所担当部長時代だったときの話だ。当時、貴乃花は吉本新喜劇に出演して本場所をアピールするなど、仕事に精を出していた……と、思われていた。

 が、真相は百八十度異なる。ある親方がこう話す。

「地方場所担当部長の下には、4、5人の親方が部下としてついている。そのうちのひとりがノイローゼになってしまったんです。原因は貴乃花です。部下は過去の慣例などに従い、物事を進めようとしていたけど、貴乃花は何を言っても聞かないし、まともにコミュニケーションが取れない。かといって部長が判断しなければ決められないこともあり、仕事がちっとも進まない。困ったのは部下たちです。親方のひとりはどうしようかと頭を抱えているうちに、心労でおかしくなってしまったんです。なのに貴乃花ときたら毎晩、決まったクラブで酒浸りだったというのですから」

 貴乃花はかねて、協会改革をブチ上げていた。昨年の日馬富士暴行事件以降は、そんな態度に拍車。協会の体制、執行部のやり方などに散々、イチャモンをつけてきたのは記憶に新しい。弟子の貴公俊が暴力事件を起こして取り下げたものの、今年3月には内閣府に告発状まで出した。

 しかし、その一方で理事を4期8年も務めながら、貴乃花が改革のために何かを行ったという話は聞かない。

 2010年の理事当選後は相撲教習所所長を皮切りに、審判部長、12年からは大阪場所担当部長。14年からは総合企画部長、指導普及部長、危機管理部長など6つの役職を兼任した。15年から昨年までは巡業部長にも就いた。これだけ要職を歴任しながら、改革はおろか、与えられた仕事すら、まともにやらなかった。

「貴乃花がやったこと? 14年にマス席を30万円で売ったSUMOE CLUBくらいかな。もっとも、あれはイベント会社の企画なんで、相撲協会には正規の価格分しか入らない。そもそも、マス席は付加価値を付けなくても売れるものだけに、あんなことは必要ないという声も内部にはあった。あとはよく、協会内で色紙にサインを書いてたけど、あれが仕事に入るかどうか……(苦笑い)」(ある親方)

■一門崩壊の引き金を引いたのは貴乃花のほう

 貴乃花は4日発売の「週刊文春」で、以下のように話している。

「これまで無所属の親方がいた時期もあったのに、私の一門がなくなった途端、どこかに所属しなければならないと、私を標的にした流れがつくられました。協会は、元の古い体制に戻った、いや、さらに酷くなったんじゃないでしょうか」

「以前のように、選挙なく理事を決めて運営していこうというわけですよね。そうなると、どこにも属さない中で自由な意見を言うことができなくなる。元通りになったどころか、組織の崩壊に向かっていくような気がします」

 一門の所属義務に関してはガバナンス、コンプライアンス強化と助成金の問題。貴乃花が標的になったわけではない。そもそも、自らの勝手な行動で貴乃花一門を脱退。一門崩壊の引き金を引いたのは誰あろう貴乃花だ。

 常に被害者ぶる貴乃花の虚言癖は、日刊ゲンダイが再三、指摘してきた通り。「自由な意見を言えなくなる」と言いつつ、では自身は理事時代に何か意見を言った試しがあるのかといえば否。協会が聞く耳を持たないというのであれば、そのときに外に向けてぶちまければよかったのに、それすらしなかった。

 一部メディアは八角理事長(元横綱北勝海)の発言を「後付け」と書いたが、「後付け」はむしろ貴乃花の方。物事が終わったあとで「後出しジャンケン」よろしく、事実をねじ曲げて自身を正当化するのは、昔から変わらぬ癖なのだ。