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ガソリン高騰の裏にトランプ大統領 しわ寄せ受ける中小企業

10/5(金) 17:20配信

MBSニュース

ガソリンの小売価格は19週続けての150円台で、3年10か月ぶりの高値水準です。その最大の原因はアメリカのトランプ大統領の存在。イランの核合意から離脱し、イランへの制裁を発動させました。11月からは、その制裁対象に「原油取引」が含まれることから、価格が上昇しています。中小企業からは「悲鳴」が上がっています。

高値が続くガソリン小売価格

大阪市北区のガソリンスタンド。表示板には、目を疑いたくなるようなレギュラーガソリンの価格が…

「レギュラーが158円/Lです。10月に入って3円上がった。ちょっとでも(給油を)少なくされる方が多い」(ガソリンスタンドの店長)

資源エネルギー庁によると、レギュラーガソリンの小売価格は値上がりが続いていて、155円20銭と、3年10か月ぶりの高値水準です。給油に訪れた人からはため息まじりのこんな声が…

「高いと思います。芦屋とか泉北とか行きますので。2日に1回くらい給油する。かなり痛いです」(利用者)
「(36リッターで)5600円です。5000円ってなかなか超えない、ちょっと高い」(利用者)

背景にあるのは、やはりあの人の存在でした。

「現在の腐りきった構造では、イランの核兵器を阻止できないことは明らかだ」(トランプ大統領)

トランプ大統領は今年5月、ヨーロッパ諸国などと結んだ「イラン核合意」から離脱すると発表。この核合意に向けた交渉は、イラン穏健派のロウハニ政権下で2013年に始まりました。三澤肇解説委員も当時、国連で取材していました。

「『不必要な危機を回避し新たな地平を開く』と題されたイランの新提案、6か国側も有益だと応えました」(三澤解説委員・2013年)

そして2015年、イランと欧米など6か国との間でイランが核兵器に転用可能な濃縮ウランを大幅に削減するなど核開発を制限する見返りに、経済制裁が解除されました。しかし、トランプ大統領は今の合意ではイランの核兵器の開発を止めることができないと主張。合意からの離脱と「過去最大級の経済制裁」を発表したのです。

一方のイランのロウハニ大統領はアメリカの制裁発動に対し、「経済的なテロでありイランが発展する権利を侵害している」とトランプ大統領を非難。11月にはイランの最大の外貨獲得手段である原油の取引も制裁の対象となるため、原油価格が上昇しているのです。

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最終更新:10/5(金) 17:20
MBSニュース

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