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井川慶が第2の人生「eスポーツ参戦」激白 かつての沢村賞左腕は現在無所属

10/6(土) 11:00配信

東スポWeb

 巨人の高橋由伸監督(43)が電撃辞任を発表するなど、ペナント終盤で球界が激震する中、この人だけはマイペースだ。阪神、ヤンキースなどで活躍した井川慶投手(39)が今もNPB復帰を夢見てトレーニングを続けている。昨季で独立リーグ兵庫ブルーサンダーズとの契約を終了。古巣グラウンドや神戸・ノエビアスタジアムのジムで体を動かす日々だが、かつての沢村賞左腕はどんな心境でいるのか。直撃すると、意外な“第2の人生プラン”が頭にあるようで…。

 ――NPB復帰の思いはまだある

 井川:プロ復帰というのは表向きというか…。僕はヒジも肩も痛くないし、体が動く。ボロボロになって終わる人が多いんだけど、自分は元気ですし、なおかつ投げられる。いつでも辞められると思っているし、やっていないと打撃投手とかだってできないですから。

 ――とはいえ収入もない

 井川:今はお金が必要かといえばそうでもないし、働かないと家がダメになるというわけではない。いい終わり方を考え、時間もあるんで次のステップへの充電の期間と思ってます。どう転がるかはわからないですし、引退とは言わなくてもいいじゃないですか。このまま終わっていいんじゃねえかって。自分は最後にオリックスで結果が出なくて(4年間で7勝)悔しくて、反骨心を持ってずっとトレーニングをやってきて…。その結果が長引いてしまった。

 ――第2の人生で野球に携わりたい気持ちは

 井川:しゃべりができないから評論家は無理だし、指導者もない。教えるのは難しいですよ。ブルーサンダーズだって聞かれたら言うくらいですもん。コーチ業は拘束時間が長くて中間管理職なので僕には合わないし、つらいのを見てきてますから。スカウトだって監督、コーチ、親とか、人とのつながりがうまくできないと無理でしょう。まだ現役って言っているから、解説のオファーはありませんよ。

 ――ZOZOTOWNが新球団を作る話もある

 井川:球団ができてどんどん発展していけばいいし、独立リーグの選手が入って底上げできればいいと思う。レベルが下がらないようにしないとね。そこに自分がいちゃダメでしょう。

 ――ならまったく違う分野に興味があると

 井川:野球だと拘束されるから他のことで…。でも商売のセンスはないし、政治家はあいさつ回りしなきゃいけないし。勝負事は好きなんで真剣勝負の世界で生きていきたい。カードゲームのブリッジとかポーカーもいい。勝ち負けがはっきりするのが大事ですね。人が見て採点して「こっちがきれいだから勝ち」というのではない。

 ――ゲームでも勝負にこだわりたい

 井川:eスポーツ(エレクトロニックスポーツ=コンピューター上で行われる競技)なんか面白い! ゴールデンボンバーの人もやっているし、スポンサーがいたら収入になりますよ。eスポーツもいろんな競技があるけど、格闘ゲーはあまり得意じゃないからサッカーゲーかなあ…。野球解説じゃなくてeスポーツの番組できませんかねえ。

 ――今の状態を奥さんはなんと

 井川:納得いくように、と。家族との時間を過ごせるようにしたい。そのために頑張ってきたわけですから。今が金欠だったらヤバイですけどね。何かチャンスは見つけますよ。かつてないふざけた道を歩みますか(笑い)。野球を趣味でできればいいですね。

【無類のゲーム好き】井川は水戸商から1997年のドラフト2位で阪神に入団。2001年から先発ローテに抜てきされ、02年から5年連続で2桁勝利をマークした。03年は20勝をマークしてチームの18年ぶりのリーグ優勝に貢献。沢村賞、最多勝、最高勝率を獲得した。04年10月にはノーヒットノーランを達成した。

 06年オフにポスティングシステムでヤンキースに移籍したが、5年間でわずか2勝しかできず、2012年からオリックスに入団。4年間在籍して15年オフに戦力外となった。その後は独立リーグの兵庫ブルーサンダーズで練習を続け、17年に選手契約を締結。1シーズンで退団となり、現在もNPB復帰を夢見て練習を続けている。

 多趣味の井川は阪神時代からサッカー、格闘技、ラジコンにはまっていたが、無類のゲーム好きでも知られ、オリックス時代はスマホのポーカーゲームやサッカーゲーム「WCCF」「パニーニフットボールリーグ」などに没頭。WCCFではトーナメントで関東地区のチャンピオンになったことを明かしている。マイペースな性格もあり、球団行事ギリギリまでゲームに没頭し、関係者をひやひやさせることもしばしばだった。

【24年パリ五輪で正式競技に?】eスポーツは欧米や中国、韓国では高額賞金大会でプロ選手が競い合うほどの人気だ。市場拡大で注目度が高まっており、今夏にジャカルタで行われたアジア大会では公開競技として行われた。

 カードを繰り出し合うゲーム「ハースストーン」に参戦した日本代表・プロゲーマーの赤坂哲郎選手(23)は初戦で敗退したが、サッカーゲームの「ウイニングイレブン」では、近畿大の杉村直紀選手(21)と高校生の相原翼選手(18)がチームを組み、イランを下して優勝。参加8か国・地域の頂点に立った。次回の2022年アジア大会(杭州=中国)では正式競技に加わる可能性がある。愛知県と名古屋市が共催する26年大会での実施も見込まれる。

 五輪では2024年のパリ五輪から正式採用される可能性がある。

最終更新:10/6(土) 11:00
東スポWeb

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