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豪雨乗り越え「晴れの日」 岡山・真備の夫妻、倉敷美観地区で挙式

10/6(土) 19:17配信

山陽新聞デジタル

 西日本豪雨で甚大な被害を受けた倉敷市真備町地区の夫妻が6日、同市美観地区で結婚式を挙げた。大橋和也さん(22)と真唯さん(23)。美観地区での婚礼イベントの主役に選ばれたカップルだ。この日は豪雨の発生から3カ月。被災した親族、友人も参列し、観光客とともに、豪雨を乗り越え「晴れの日」を迎えた2人を祝福した。

 大橋さん夫妻は、真備町地区の中学校の同級生。2014年に入籍したが、式は挙げていなかった。美観地区と伝統的な婚礼の魅力をPRする「倉koi実行委員会」が今春、同地区での挙式イベントの参加カップルを募集。企画を知った真唯さんの母の勧めで応募した。

 当選の知らせから約2カ月後、西日本豪雨が発生した。2人の娘ら家族8人で暮らしている自宅は被災を免れたものの、招待者の中には家が全壊した親戚や友人もいたという。

 「こんな時に式を挙げていいのか…。正直迷いました」と真唯さん。葛藤する夫妻を後押ししてくれたのは、招待状の返信はがきに添えられたメッセージだった。

 <みんなを笑顔にして>

 迎えた式当日。心配された台風25号はそれ、すがすがしい秋晴れが広がった。雅楽を奏でる阿智神社の宮司らに導かれ、紋服と色打ち掛けの夫妻が伝統的な美観地区の町並みを歩くと、観光客らから「おめでとう」「幸せに」と祝福の声。「こんなにたくさん笑ったのは久しぶり」と笑顔で手を振って応えた2人は誓った。

 「今日の日を忘れずに、これからも真備で元気に暮らしていきます」―

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