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「グレイト忌野清志郎!」CHABO、杏子、KONTAらが豪華に彩った川崎クラブチッタ30周年イベント

10/7(日) 18:15配信

エキサイトミュージック

10月6日(土)に川崎クラブチッタで行われた『SATURDAY NIGHT ROCK SHOW』に、この日限りのスーパー・バンド、BBD BARBE de BAND、THE RHAPSODY ONLY CLUB CITTA’BANDが出演。第1部では全曲バービーボーイズのカバー、第2部ではRCサクセションの名盤「ラプソディー」収録曲が演奏された。

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この公演は川崎クラブチッタ30周年を記念して10月4日から4日間行われる『Flying KITTY Party 2018』の一環として行われたもの。クラブチッタが音楽クリエイティブ集団のキティグループのプロデュースで誕生した縁もあり、30周年記念イベントにはキティグループゆかりのアーティストが連日出演。DAY03のこの日はSATURDAY NIGHT ROCK SHOWと名付けられ、第1部には、1983年にキティアーティストと契約し、翌84年9月にEPICソニーよりシングル「暗闇でDANCE」でデビューしたバービーボーイズの杏子とKONTAが参加する変名バンド、BBD BARBE de BAND(読み:ビビデ・バービデ・バンド)が出演。バービーボーイズのナンバー10曲を演奏。第2部では1980年6月5日にキティレコードよりリリースされたアルバム『ラプソディー』のトリビュート。同アルバムがライブ録音された1980年4月5日久保講堂のセットリストの中から、本イベントのために結成されたTHE RHAPSODY ONLY CLUB CITTA’BANDが演奏。立錐の余地もないほどに膨れ上がった客席を震撼させた。

会場にルイ・アームストロングの「ビビデ・バビデ・ブー」が流れる中、メンバーがステージにゆっくり現れる。ギターとサックスの音が鳴り響き『SATURDAY NIGHT ROCK SHOW』が開幕。KONTAがメインボーカルを取る「帰さない」でBBD BARBE de BANDのショウがスタートした。

杏子とKONTAの掛け合いのボーカル、KONTAの炸裂するSAX、杏子の激しくも優雅に舞うダンス。まさにファンが頭の中で描くバービーボーイズの姿がそこにあった。誰もが待っていたあのバービーボーイズだ。4曲目の「打ち上げ花火」ではアウトロのKONTAのSAXソロを杏子が「STOP!」と遮ると、間髪入れずに次の「STOP!」が始まる。ゾクゾクするほど格好いいシークエンスだ。

「女ぎつねon the Run」では、サビの部分で観客が右腕を掲げ指先で影絵キツネを作って応戦。誰もが楽しそうだ。「負けるもんか」ではイントロが流れた瞬間、場内は爆発。杏子とKONTAのねじ伏せるようなパフォーマンスでグイグイと煽っていく。最高潮の盛り上がりに達した会場を見廻して、杏子も「クレイジーな夜をありがとう!」と感謝。続けてKONTAは「いちばん盛り上がってるところで終わるのがロックショウの王道! 最後の曲です!」とラストナンバー「なんだったんだ? 7DAYS」に突入。冒頭のコーラスから、観客も参加しラストは全員で大合唱。目の覚めるようなパフォーマンスで終始、圧倒し続けた60分、全10曲。圧巻の一言だった。

約20分の転換を経た20時22分。場内の客電が落ち、オーティス・レディングの「Fa-Fa-Fa-Fa-Fa(Sad Song)」が流れる中、メンバーがステージに揃う。仲井戸麗市の「よく来てくれた! 楽しもうぜ! よォーこそ!!」の第一声で『SATURDAY NIGHT ROCK SHOW』の第2部が始まる。ベース、キーボード、ドラムが徐々に加わり、ギターがジャーーン!とかき鳴らされると、清志郎メイクに衣装のワタナベイビーがステージ中央に登場。一挙手一投足までもが清志郎そのもの! のっけからオーディエンスは1980年4月5日の久保講堂に連れて行かれたような気分になる。大興奮の久保講堂もとい川崎クラブチッタは、2曲目のレピッシュのMAGUMIが情感たっぷりに歌う「ラプソディー」に酔いしれる。

CHABOから「キティに在籍した連中が集まってご機嫌な夜だぜ! 俺たち、今夜デビューしましたTHE RHAPSODY ONLY CLUB CITTA’BANDです!」とまずは挨拶。続いて「清志郎が当時経済問題(?!)に触れた歌。給与UPの曲だぜ、聴いてくれ!」と「ボスしけてるぜ」に。ここではCHABOがリードボーカルをとる。続いての「お墓」は当時、久保講堂で演奏はされたが『ラプソディー』には収録されず、後年レゲエ調にアレンジされアルバム『OK(1983)』に収められた楽曲だ。「元々のアレンジでやりたかったんだ、オイラのソウルシスター、奄美大島の歌姫!」と元ちとせを呼び込み、オリジナル・アレンジでの「お墓」が披露された。

「エンジェル」では山崎まさよしがブルース・ハープを吹きながらステージにジョイン。「いつだって元気な、太陽のようヤツ」と呼び込まれた佐藤タイジは「エネルギー OH エネルギー」を、「日本のダニー・ハサウェイ」と紹介されたさかいゆうと、1曲ごとにボーカリストを変えながら、次々と久保講堂セットリストが演奏されていく。

8曲目の「キモちE」では、「盛大に迎えてくれ! スイート・シスターだ!」と森高千里の名前がコールされ、なんとドラムセットに座る。チャボも「俺のバンドに森高千里がいるって、どうよ?」と少々照れ気味。森高は続く曲でもドラマーとして参加した。

「屋根裏(※当時、渋谷にあったライブハウス)で新生RCのサウンドを固めている時、清志郎が持ってきた曲です!」と紹介したのは「たとえばこんなラヴ・ソング」。「松本生まれの千葉育ちのクイーンに、マイ・オールド・フレンド!」と杏子と竹中直人が呼ばれる。杏子はオール・ホワイトのカウボーイ・ルック、竹中は全身にローリング・ストーンズのベロ・マークがプリントされたホワイト・スーツと申し合わせたように鮮やかな出で立ちだ。このド派手な二人がステージを縦横無尽に駆け回って歌うと客席も大喜び。

ラストはこのメンバーでレコーディングもした「いい事ばかりはありゃしない」。CHABO~さかいゆう~竹中直人~MAGUMI~山崎まさよしと1コーラスづつを歌い継ぎ、最後は再びチャボ。コーラスでは客席も一緒になっての大合唱。感動的なフィナーレだ。CHABOが高い天井の彼方に向かって「清志郎! やったよ!」と声をかけステージを降りた。

アンコールでは参加メンバー全員が『ラプソディー』のジャケットをプリントしたTシャツを着て登場。CHABOはそのプリントを掲げ「当時、俺の奥さんが撮ったんだよ」と恥ずかしそうに話す。ここで当時、渋谷の屋根裏で新生RCサクセションを始めた頃にキティレコードに拾われたんだとキティとの経緯を話す。この日のイベントのプロデューサーで、『ラプソディー』の担当ディレクターでもありオフィス・オーガスタを創業した森川欣信に向けて「こんなこと初めて言うけど、森川ありがとう!」とステージに森川を呼び込む。ワタナベイビーの「OK!CHABO!」の掛け声に合わせ、日本のロック史上いちばん知られた、あのギター・カッティングが鳴り響き「雨あがりの夜空に」がスタート。参加メンバーそれぞれがボーカルを取り、ステージと客席が一体化した中、一夜限りのバンド、THE RHAPSODY ONLY CLUB CITTA’BANDの演奏が終了。サム・クックの「You Send Me」のBGMが流れる中、メンバー全員が横一線に並んで挨拶。最後はCHABOの「キティレコード! RCサクセション! ラプソディー! サンキュー!!! グレイト忌野清志郎!」のシャウトで、3時間弱の『SATURDAY NIGHT ROCK SHOW』全編が終わった。

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