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あれから10年…「リーマンショック」が、私たちに教えてくれたものとは 世界規模の金融危機を振り返ってみます。

10/7(日) 8:01配信

マネーの達人

先日、9月15日はちょうど10年前に起きた、いわゆる「リーマンショック」の日でした。

「リーマンショック」とは、言わずもがな、2008年9月15日アメリカの証券会社「リーマン・ブラザーズ」の経営破綻に端を発し、株価などマーケットが大暴落、その後の世界経済大混乱のことです。

当初は「蚊に刺された程度」などと、日本の政治家が言っていたのを思い出しますが、とんでもない話で、その後に続く世界経済の連鎖的危機状況…。

NYダウ平均株価は約1万3000ドルから約7000ドルまで50%近く暴落したように、日経平均株価も約1万3000円から約7,000円まで暴落しました。

為替相場は1ドル約105円から、90円、そして76円台と歴史的な円高になったのです。

筆者の記憶では、過去の一日の日本の株価急落率ベスト10のうち、2008年10月の相場が4つも入っていることからも、いかに厳しい急落劇だったかが伺えます。

このリーマンショックで危機に陥った金融システムに対し、アメリカ政府は緊急で70兆円もの公的資金を投入し、救済を図りました。

それでも未だに尾を引いていると言われる「リーマンショック」とはいったい何だったのでしょうか?

リーマン・ブラザーズ

リーマン・ブラザーズは、アメリカ・ニューヨークに拠点を構えていた証券会社です。

当時アメリカ内で4位のシェアを持ち、名門とも呼ばれた証券会社「リーマン・ブラザーズ」でしたが、「サブプライム問題」などをきっかけに破綻への道を余儀なくされ、大規模な倒産に至りました。

ちなみに、倒産するまでリーマン・ブラザーズはAAAの格付けを受けており、それがいきなり倒産ですから、まさに「ショッキング」な出来事だったということです。

では、その大規模倒産のきっかけである「サブプライム問題」についてご説明しましょう。

サブプライム問題とは?

当時アメリカは住宅バブルに沸いており、サブ層(下の層という意味)、つまり破産歴のある人や低所得者など信用度の低い人でも住宅ローンを組める「サブプライムローン」が組まれていました。

通常であれば、返済能力の低い人はローンを組めませんが、当該ローンは住宅を担保として高い金利を支払うことで、このような信用度の低い方でもローンを組むことが出来たというわけです。

そして、なんと言っても当初は住宅価格が上昇を続けていましたので、購入時よりも高い価格で住宅を売却し、その代金で「ローンも返済できる」ということがまかり通っていたわけです。

おそらく当時は「その循環がずっと続く」というムードが蔓延していたのではないでしょうか。

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最終更新:10/7(日) 8:01
マネーの達人