ここから本文です

金門砲戦の大砲が花瓶に変身 芸術家・西野達さんの作品、台湾・台北に出現

10/8(月) 19:01配信

中央社フォーカス台湾

(台北 8日 中央社)現代芸術家、西野達(たつ)さんが台湾で初めて手がけた大型屋外作品が6日、台北市大安区昌隆里の瑠公シュウ公園にお目見えした。1958年の「金門砲戦」で使用された大砲の砲口を花瓶として利用し、温もりあふれる台湾の家庭の客間に溶け込ませた。一見平凡に見える居間に兵器を融合させることで、生活の中に潜む不安や危機感を表現している。展示は来年1月20日まで。(シュウ=土へんに川)

近隣の忠泰美術館が企画した展覧会「逆旅之域」の出展作品の一つとして展示された。展覧会に協力した台北市政府工務局公園路灯工程管理処の黄立遠処長は、緑豊かな公園を展示会場にすることで、インスタレーション作品の美しさを引き立てると同時に、公園にも文化的な雰囲気が添えられたと語る。今後も地元の芸術家と手を組み、公園の環境をより深みのあるものにしていく方針だという。

金門砲戦は1958年8月23日に人民解放軍が離島・金門島に砲撃を行ったのを皮切りに始まった戦闘。砲撃は同年10月5日までの44日間にわたって続き、約47万発の砲弾が同島に降り注いだ。将兵456人が死亡したほか、民間人も多数巻き添えになった。

(編集:名切千絵)

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ