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<KYOTO地球環境>山折哲雄さんら3人が殿堂入り

10/8(月) 12:21配信

毎日新聞

 地球環境の保全に世界レベルで貢献した人を顕彰する「KYOTO地球環境の殿堂」の第10回殿堂入り者が、コスタリカ出身の外交官でパリ協定締結に尽くした国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)の元事務局長、クリスティアナ・フィゲレスさん(62)▽宗教学者の山折哲雄さん(87)▽東ティモールの歌手で環境保全活動家のエゴ・レモスさん(46)--の3人に決まった。【篠田直哉】

 ◇パリ協定に尽力 フィゲレスさん

 フィゲレスさんはUNFCCC事務局長として各国政府や企業、関係団体などをまとめ、パリ協定の締結を実現した手腕が高く評価された。外交官として20年以上活躍。現在は、世界約8000の自治体が各地域の特性に応じ温暖化防止策を推進する「世界首長誓約」副議長などの立場で積極的に活動を続ける。

 ◇宗教視点で啓発 山折さん

 山折さんは宗教や哲学をテーマにした著作で知られ「環境と文明 新しい世紀のための知的創造」(2005年)などを出版。環境に関する宗教学的視点から研究と啓発を続け、環境と共生する思想の普及に貢献したとして評価された。

 ◇国土保全に奔走 レモスさん

 レモスさんは東ティモールの国民的人気歌手で、森や国土の保全に取り組む。伝統民族音楽をギターで奏でる一方、大学で持続可能な農業を教え、国内の全ての小学校で学校菜園を作ろうと奔走し1200余り実現。歌手として今後さらなる環境保全活動に期待を込め「10周年記念特別賞」も贈られる。

 「京都議定書の生まれた京都から世界へ持続可能な未来につながるメッセージを発信しよう」と府や京都市、環境省など関係団体でつくる運営協議会が主催。会長の安成哲三・総合地球環境学研究所長が3日、発表した。これで殿堂入り者は24人となる。

 来年2月9日に表彰式が京都市左京区の国立京都国際会館であり、3人による記念講演や公開討論会を含む国際シンポジウムも開かれる。

最終更新:10/8(月) 12:22
毎日新聞