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「銀行では増えないから運用しよう…」という考えは危ない! 「投資信託」が初心者向きではない理由

10/8(月) 8:01配信

マネーの達人

なぜ資産運用をしようと思うのでしょう。

「老後が心配だから…」
「銀行に預けていてもお金が増えないから…」
「退職金が出て、運用資金が確保できたから…」

人それぞれ運用を始める動機は違うでしょうが、これらの「思い」だけで運用をはじめるのは非常に危険です。

運用の本質を理解せずに、「思い」だけで資産を形成できるほど、運用は簡単のものではありません。

「個人投資家」という言葉を耳にすることがあると思います。

でも投資家という資格があるわけではなく、投資家になるのに一定期間の研修も必要なく、今すぐにでも誰でも投資家を名乗ることができます。

医者(ドクター)になるには、大学医学部入試という難関を突破し、6年間の勉強の後、医療機関での研修(インターン)を経て、初めて医者として患者さんを診ることができます。

弁護士になるには、大学やロースクールという教育機関を経て、難関である国家資格を取得して、はじめて弁護士を名乗ることができます。

人の命や人生にかかわる仕事だからこそ、医者や弁護士は、高度な教育や一定期間の研修を必要とし、訓練を課すことを義務としているのです。

また、進化する技術や法律改定など時代の変化に敏感に対応し、常にスキルアップや知識のブラッシュアップを心がけることで、瞬時の判断を間違わないように努力しています。

個人投資家には、これらの義務は一切ありません。

「大切なお金」を運用するにも拘らず…です。

(投資顧問業を営む場合を除く。)

運用を始めるには「覚悟」が必要

投資初心者は「含み損」への耐性が非常に弱いことが考えられます。

投資初心者には、損失を抱えると運用そのものをあきらめてしまう人が多いように見られます。

一度の損失だけで、二度と運用の世界には戻ってこない人もたくさんいるのではないでしょうか。

資産運用をする際には「含み損を受け入れる」という覚悟は必要になってきます。

「含み損」はあくまでも評価上の損失で、たとえば運用商品を解約しない限り、損失額は確定しません。

ただ損失を確定したくないという思いから、含み損をそのまま長期間放置している人もいます。

この状態を、悲哀を込めて「塩漬け」と呼ばれていますね。

銀行に預けていてもお金が増えないなどの理由から、含み損に耐える覚悟も持たずに高利回りを求めて運用の世界に入ってくると、ただ利益ばかりに固執して「塩漬け」状態になる人が多いように思えます。

含み損を受け入れる覚悟をすると言っても、それは闇雲に損失を受け入れることではありません。

事前に「含み損」を抱えることを想定しているかどうかが重要なのです。

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最終更新:10/8(月) 8:01
マネーの達人

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