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中国本土株を外国人が大量売却-休場明けの8日、約1600億円の売り

10/8(月) 21:55配信

Bloomberg

中国株式市場は10月として過去10年で最悪のスタートとなっている。それが最後に残った強気派をも震え上がらせた。

中国本土株式市場が1週間の休場から明けた8日、外国人投資家は香港との株式相互接続を通して中国A株を97億元(約1600億円)売却した。この売却額は8カ月前に付けた過去最高をわずかに下回る水準。外国人投資家が好む大型株などで構成するFTSE中国A50指数は5%近く下落し、2016年1月以来の大幅安。

一部のトレーダーは、国が後ろ盾となっているファンドなど「ナショナルチーム」の明確な買い支えがなかったことで、午後に下げが加速したと指摘した。低調な製造業購買担当者指数(PMI)や米選挙への介入を試みているとの非難など悪材料が最近相次ぎ、中国人民銀行(中央銀行)の支援策も売りを軽減することはなかった。

UOBケイ・ヒアン(香港)のエグゼクティブディレクター、スティーブン・レオン氏は「外国人投資家は中国A株をこれまで楽観的に買い進めてきたが、姿勢を変化させ弱気に転じた」と語り、「香港経由で中国本土株に大量の売りが入ったことは、米中関係への懸念が膨らんでいる兆しだ」と説明した。

金融大手も中国株に対する強気の見方を断念しつつある。モルガン・スタンレー、野村ホールディングス、ジェフリーズ・グループに続き、JPモルガン・チェースも先週、慎重な見方に転じた。HSBCホールディングスのストラテジストは今年末まで中国を「オーバーウエート」とする投資判断を維持するとしているが、8日のリポートでこの判断は「痛みを伴っている」と認めた。

原題:Everyone’s Fleeing China Stocks as Foreigners Dump $1.4 Billion(抜粋)

Sofia Horta E Costa, Jeanny Yu

最終更新:10/8(月) 21:55
Bloomberg

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