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韓国、旭日旗“反日”悪用で自縄自縛 日本は観艦式参加「拒否」で決然姿勢 「韓国は戦勝国にでもなったような気分なのだろう」

10/9(火) 16:56配信

夕刊フジ

 海上自衛隊旗「旭日旗」を、新たな「反日」材料として持ち出した韓国に、日本政府が決然とした姿勢を示した。韓国で10~14日に開かれる国際観艦式への参加を「拒否」したのだ。旭日旗を「戦犯旗」などと悪意に満ちた主張を行う韓国は、日本に無理筋である掲揚自粛を求めていた。夕刊フジ連載「新悪韓論」(3日掲載)で、「観艦式への『参加拒否』通告をすべきだ」と提言していたジャーナリスト、室谷克実氏を直撃した。

 「参加拒否は、一番いい選択だった。日本が観艦式に参加した場合、韓国側は自衛艦の停泊を認めない措置を取っていただろう。停泊できたとしても、今度は上陸した自衛隊員らが、旭日旗に反対するデモ隊に取り囲まれていたのではないか」

 室谷氏は日本政府の対応を、こう評価した。

 確かに、韓国では異常な動きが起きていた。与党「共に民主党」の国会議員が2日、旭日旗などの使用を禁じる改正法案を国会に提出したのだ。同党の院内報道官は先月末、「戦犯国だった日本が旭日旗を誇るのは、永遠に二等国にとどまるしかない理由ではないか」とまで言い放った。

 隣国に対して、無礼極まる言動だ。今回の「旭日旗狩り」といっていい動きの背景について、室谷氏は次のように推測する。

 「『旭日旗=戦犯旗』と仕立てようとした韓国の『職業的反日屋』は、旭日旗をナチス・ドイツの旗と同じだとみなしていた。つまり、第二次世界大戦の戦勝国・フランスにでもなったような気分でいたのだろう。ところが、今年7月、フランス革命記念日の軍事パレードに、自衛官が日の丸と旭日旗を掲げて、パリのシャンゼリゼ通りを行進した。これが彼らにとっては大きなショックで、その嫌み・仕返しをしてやろうという心理があったのではないか」

 国内法・国際法を無視した韓国の動きに、日本では反発が広がった。

 自衛隊制服組トップの河野克俊統合幕僚長は4日の記者会見で「海上自衛官にとって自衛艦旗は誇りとしての旗だ。降ろしていくことは絶対にない」と強調した。

 国内法や国際法に反する掲揚自粛を受け入れれば、国際社会での日本の信頼失墜につながるうえ、日本の防衛にも影響が出る可能性もある。

 元海将の香田洋二氏は「中国は日本を『強硬に出ればすぐ退く国』とみて、沖縄県・尖閣諸島への圧力を強めただろう」と、産経新聞の取材に語った。

 日本は観艦式への参加を拒否することで、主権国家としての名誉を守るとともに、韓国での反日運動の過熱を防いだともいえる。

 韓国側は今後も、旭日旗を「反日」材料として使用する恐れがあるが、日本との外交がさらにこじれる自縄自縛にも陥っている。

 室谷氏は「旭日旗を『反日』材料とした大学教授は、日本に自由に来て活動している。こうした職業的反日屋の入国も拒否すべきだ。また、職業的反日屋は宣伝だけはうまい。韓国以外の国が『旭日旗は禁止する』というようなことにならないように警戒すること。慰安婦問題のように後手後手になってはいけない。ありとあらゆる場を捉えて、日本は宣伝していく必要がある」と警鐘を鳴らした。

 ■国内法と国際法で掲揚義務

 「旭日旗」は、太陽をかたどったもので、日本海軍の軍艦旗として使用され、海上自衛隊の自衛艦旗にも採用された。自衛艦旗の掲揚は自衛隊法で義務づけられており、国連海洋法条約も国籍と軍隊に属することを示す「外部標識」を掲げることを規定している。

 第二次世界大戦で日本と激戦を交えた米国を含め、現在では国際社会に広く浸透している。主権の象徴である軍艦旗は、最上級の敬意が払われるべき存在である。

 韓国も以前は、旭日旗を問題にしていなかった。

 ところが、2011年のサッカーアジア杯日韓戦で、試合中に日本人を侮蔑する猿まねをして差別批判を浴びた韓国選手が、その釈明として、観客席に旭日旗があったことを挙げた。韓国メディアは「怒りを抑えられなかった」などと報じた。

 これに、韓国の「職業的反日屋」が便乗したとされる。

 朝日新聞が大誤報を認めた慰安婦問題や、「日韓請求権並びに経済協力協定」(1965年締結)で「完全かつ最終的」に解決している徴用工問題に続き、「旭日旗=軍国主義の象徴」などとして、新たな「反日」材料として仕立てようとしているようだ。

 ちなみに、朝日新聞の社旗は、旭日旗に近いデザインで知られる。

 夕刊フジは3日、朝日新聞に対し、「ソウル支局に社旗は掲示(掲揚)されているのか?」との質問状を送付した。同社広報部は同日夕、「掲示していません」と回答してきた。

最終更新:10/9(火) 17:10
夕刊フジ