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青学大、2年ぶり4度目1冠!3区主将・森田が13秒“ちぎった”/駅伝

10/9(火) 7:00配信

サンケイスポーツ

 第30回出雲全日本大学選抜駅伝競走(8日、島根・出雲大社正面鳥居前-出雲ドーム前=6区間45・1キロ)大学3大駅伝の初戦。昨年2位の青学大が2時間11分58秒で、2年ぶり4度目の優勝を果たした。3区の森田歩希(ほまれ)主将(4年)が2位との差を10秒以上広げるなど、1区から一度もトップを譲らず完全V。2016年度に3冠を達成しており、史上初となる2度目の3冠へ好スタートを切った。2位は東洋大、昨年覇者の東海大は3位だった。

 青学大のアンカー、竹石尚人(3年)が先頭でゴールテープを切ると、主将の森田はホッと息をついた。昨年2位のリベンジを果たし、まずは1冠達成だ。

 「1、2区が区間賞ですばらしいスタートだった。4区以降に初めての選手が2人いたので安心して走ってもらうために差を広げようと思った」

 3区の森田はトップでたすきを受けると、豊かな自然があふれる出雲の8・5キロを走り抜けた。狙い通りに2位との差を23秒から36秒に広げ、完全Vに貢献した。

 16年度に大学3大駅伝を制覇した中で出雲を除く2大会に出場し、今年1月の箱根駅伝ではエースが集う花の2区(23・1キロ)で区間賞を獲得した森田。箱根駅伝後に主将となり、新年度から「出雲プロジェクト」と銘打つ作戦を中心になって立ち上げた。

 昨年の出雲では東海大に競り負けた。その悔しさを糧に、6区間45・1キロと3大駅伝では距離が短い出雲に対応できるよう練習を積んだ。スピードが求められる夏場のトラック競技から結果を残す意識を、同僚たちと共有した。

 青学大の原晋(すすむ)監督(51)は「(2012年の)初優勝したときは私自身が選手に指示してがむしゃらにチームを作ってきた。いまは選手自身が頑張ってくれる。私は支えるだけ」と目を細める。

 森田は来春の卒業後、先輩の一色恭志(24)や下田裕太(22)が所属し、原監督がアドバイザーを務めるGMOアスリーツに進む。「3-4年してからマラソンに挑戦したい」との希望も抱く。

 順当にいけば全日本大学駅伝、年明けの箱根駅伝にもチームの主軸として出場する。「自分らしく周りを気にせず走りたい」。平成最後にふさわしい快晴の出雲で、青学大が3冠に向けて走り出した。