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川内優輝「強さ見せつけられた」 日本新の大迫に完敗

10/9(火) 17:29配信

スポーツ報知

 来年4月のプロ転向を宣言した公務員ランナーの川内優輝(31)=埼玉県庁=が9日、シカゴマラソン(7日、米・イリノイ州)から帰国した。猛暑で夏の走り込みが思うようにできず、2時間16分26秒の19位に沈み「唯一の収穫は、とてつもない悔しさを味わったこと」と言葉を絞り出した。

【写真】シカゴマラソンで日本新記録を樹立した大迫

 設楽悠太(26)が2月の東京で樹立した2時間6分11秒の日本記録を更新する2時間5分50秒で3位に入った大迫傑(27)=ナイキ=とは10分以上の差がつき「僕は大迫君と違うレースを走っていたようなもの」。スタートから先頭集団ではなく第2集団でレースを進めたが、そこからもこぼれ落ちた。大迫の日本新記録はゴール直後に知ったそうで「強さを見せつけられた。2時間5分台で表彰台にも上がって、さすが」と完敗を認めた。

 優勝した五輪2大会連続長距離2冠のモハメド・ファラー(35)=英国=や5位に入った16年リオ五輪銅メダルのゲーレン・ラップ(32)=米国=らとも競り合うことなくレースを終えたことに「1年、出るのが早かったのかな。彼らと戦うのに、ふさわしい状態ではなかった」。来年4月からはプロとして戦うだけに「恵まれた環境で練習して、いずれはボストンチャンピオンとしてきっちり勝負したい」と雪辱を誓った。

 シカゴマラソンは1977年に始まった米国を代表する市民参加型大会で、世界最高峰シリーズ「ワールド・マラソン・メジャーズ」のひとつ。9月にエリウド・キプチョゲ(ケニア)が2時間1分39秒の世界新記録を樹立したベルリンマラソン同様にフラットなコースで記録が出やすい。02年大会では高岡寿成が3位ながら当時の日本最高(2時間6分16秒)をマーク。今大会では大迫が日本新記録をマークしたほか、藤本拓(29)=トヨタ自動車=が2時間7分57秒で東京五輪代表選考レースMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)出場権を獲得した。

最終更新:10/9(火) 18:35
スポーツ報知