ここから本文です

「ネックの形」でパターの性能は大きく変わる!? なにがどう変わるのか、ギアオタクが考えた

10/9(火) 18:30配信

みんなのゴルフダイジェスト

ヘッド形状にばかり目がいきがちだが、パターはネックの形状によっても特性が異なる。どのネックにどんな特性があるのか、業界屈指のギアオタクでショップ店長の小倉勇人が考えた。

同じヘッドでもネックの形が違えば性能は大違い!

どもども。ギアオタク店長の小倉です。今日はパターのお話をしたいと思います。パターは単体のクラブとしてもっともモデル数が多いクラブです。ヘッドタイプは、大きく分けるとブレード、小型マレット、大型マレットの3タイプ。これにどのようなネックが組み合わされるかによってそのパターの特性が決まります。

パターヘッドで振り心地や打出し方向に影響する要素は3つあります。重心角、フェースオフセット量、そして重さです。この3要素のうち重心角とフェースオフセット量、2つの要素に関わってくるのがネックです。ネックの位置や形状によってパターの性能は大きく変化します。

最近はヘッド形状が同じでネックだけが違うパターが数多く市販されていて一見同じように見えるパターでも性能的にはかなり違うモデルもありますので、気を付ける必要があります。

ネックの違いによって変化する重心角、フェースオフセット量、重さがそれぞれどんな影響を与えるのかをできるだけ簡潔にご説明しますと、

【重心角】

ヘッドを宙に浮かせた時にシャフト軸線を通る垂線とフェース面が作り出す角度の事を指し、フェース面が横を向くほどストローク中にヘッドが開閉しようとする力が大きくなりやすい。

【フェースオフセット量】

アドレス時にシャフトの軸線に対して、フェース面がどの位置にあるかを指す。一般的なモデルは、シャフト軸線より後方に位置し、アドレス時にシャフト外径右側に揃うように設計された「フルオフセット」、シャフト軸線上にフェース面が来るように設計された「ハーフオフセット」、シャフト軸線より前方に設計された「オフセットなし」もしくは「オンセット」、この3つに分類される。

ヘッドを宙に浮かせた時にフェース面が横を向くモデルが合う方は、ヘッドをワイパーのように弧を描いてストロークするアークタイプのゴルファーに多いですね。こういった方はアドレスの前傾が浅めです。反対に、ヘッドを宙に浮かした時にフェースがほぼ真上を向く、いわゆるフェースバランスと呼ばれるモデルはヘッドを真っすぐストロークするストレートタイプが合う方が多いです。

オフセット量は、アドレス時にどこにボールを置きたいかという効果と、左右のミスを抑制する2つの効果があります。オフセットが大きいほど右足寄りにボールがセットしやすく、右のミスを抑制しやすくなります。反対にオフセットがなければ左足寄りにボールがセットしやすく左のミスを抑制しやすくなるのです。

1/2ページ