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政府のいう「貯蓄から投資へ」 あなたがしたいのは投資? それとも投機的? どう違うのか解説します

10/9(火) 13:00配信

マネーの達人

意外と知らない、投資と投機的の違い

読者の皆様は、投資と投機的、どちらに興味があり、どちらをしていますか。
 
金融庁の経済レポート(平成28年度9月)の中で「貯蓄から資産形成へ」という見出しがあります。

これは、政府の方から「貯蓄だけでは資産形成が不十分な世の中になってきましたから、投資などで資産形成をしてはどうですか」と優しく表現しています。

また、それ以前のスローガンは、よりダイレクトに「貯蓄から投資へ」でした。

つまり、「貯蓄から投機へ」ではないのですね。

ただ、じつは本人は投資をしているつもりでも、投機的なことをしている方は意外と多いものです。

そのようなことを避けるためにも、投資と投機的の違いとはどのようなものか見てみましょう。

全体が増えているかどうかが問題

まず、投資とはどのようなものでしょうか。

それは、成長に参加している資産にお金を働きに出すことです。

たとえば、(分散した状態で長期間行う)株式投資です。

株式投資をするということは、企業に私たちのお金を出して、生産活動に参加している、ということです。

ここで重要なのは、成長に参加しているわけですから、長期で見た場合に、株式市場全体(分散投資した状態)が成長する可能性がある、ということです。

また、世界全体の株価の推移を長期間で見ると、成長しています。

未来は不透明ですが、過去から見ると、お金が大きく成長する可能性があるわけですね。

そのため「貯蓄から投資へ」と言えます。

短期の投資は投機的になりやすい

では、次に投機的について見てみたいと思いますが、ここで注意点があります。

じつは「ここからここまでが投機ですよ」というように、投機を厳密に定義するものはありません。

そのため、ここでは投機「的」という表現にさせていただきます。

また、投機的なことが悪いわけでもありません。

ただ、合理的な資産形成・運用を考えた場合に、投機的よりも投資の方がより理にかなっているのではないか、と考えることができます。

ここでは、投機的は全体の総和が増えないもの、として考えてみましょう。

先ほど、投資は成長に参加しており、長期で見た場合に全体が大きくなる可能性があるもの、と述べました。

しかし、投機的はそうならずに、全体が大きくなっていない状態なワケです。

ちょっとわかりにくいですね。分かりやすい解説のために、実験してみましょう。

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最終更新:10/9(火) 13:00
マネーの達人

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