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ガガ初主演作“等身大”演技で早くもオスカーの声

10/9(火) 11:39配信

日刊スポーツ

2017年9月に線維筋痛症という難病を患っていることを告白し、休業を宣言したレディー・ガガが、初の主演映画「アリー/スター誕生」で完全復活を遂げました。俳優ブラッドリー・クーパーが初監督を務めた本作で、ガガは人気ミュージシャンに才能を見いだされてスターへの階段を駆け上っていく主人公を熱演。ベネチアやトロントなど世界各国の映画祭で上映され、大絶賛されています。歌手としての成功を夢見ながらも自身の容姿と才能に自信が持てなかった主人公アリーが、クーパー演じるミュージシャンとの出会いをきっかけに華やかなショービズの世界で愛と挫折を経験しながらスターへと成長する様を迫真の演技と歌唱力で演じたガガは、劇中で披露した魂のこもった歌声はもちろんのことですが、女優としても高い評価を受けており、早くも来年のアカデミー賞主演女優賞候補に名前が挙がっています。

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デビューシングル「ジャスト・ダンス」を2008年にリリースしてから今年10周年を迎えたガガは、女優として大きく開花した年となりましたが、音楽界から映画界に進出して成功することが次の目標ともいわれています。ロバート・ロドリゲス監督の「マチェーテ・キルズ」(14年)で女優デビューを飾り、「シン・シティ 復讐の女神」(14年)や人気ホラードラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」にも出演していますが、本作が本格的な女優デビュー作。インタビューで本当は女優になりたかったことを明かしたガガは、オーデョションで演技が下手すぎたため女優の道を諦めたと語っていましたが、自身もかつて容姿にコンプレックスを抱えていた過去を持ち、ヒット曲「ボーン・ディス・ウェイ」でありのままの自分に自信を持つという力強いメッセージを発信してきたガガにとって自身の生き方そのものともいえる役を等身大で演じたことが転機となったようです。

歌手から女優として大成功を収めたスターと言えばバーブラ・ストライサンドが有名ですが、ガガはそんなストライサンドの再来との呼び声も出ており、ハリウッドで歌手から女優に転身して大成功を収めた数少ない1人となることも夢ではなさそうです。1962年に歌手としてデビューしたストライサンドは、68年に映画初出演となった「ファニー・ガール」でアカデミー賞主演女優賞を受賞していますが、ガガも初主演作でオスカーを手にする可能性は充分にあります。16年のアカデミー賞授賞式でキャンパスレイプを題材にしたドキュメンタリー映画「ザ・ハンティング・グラウンド」のために制作した楽曲「ティル・イット・ハプンズ・トゥ・ユー」を披露して感動的なパフォーマンスが大きな反響を呼んだガガは、来年の授賞式では女優としてスピーチする姿を見せることになるかもしれません。

「アリー/スター誕生」は12月21日より日本公開されます。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)

最終更新:10/9(火) 11:42
日刊スポーツ