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再処理工場「合格」越年を示唆/規制委員長

10/10(水) 19:19配信

Web東奥

 日本原燃・六ケ所再処理工場の新規制基準に基づいた安全審査に関し、原子力規制委員会の更田豊志委員長は10日の定例会見で、合格証に当たる審査書案について「年内はそれをじっくり見ていく」と述べ、事実上の合格となる審査書案の了承は2019年に持ち越される可能性を示唆した。

 六ケ所再処理工場を巡っては、原燃が合格の前提となる補正申請書を5日に規制委へ提出。規制庁の審査チームが内容に不備がないか確認した上で、審査書案を作成する。更田委員長は審査書案が今月末にも、委員や同庁幹部と「共有できる形になる」との見通しを示した。新規制基準を満たすと判断されれば、規制委が審査書案を定例会合で了承し、事実上の合格となる。

 更田委員長は六ケ所再処理工場について、「原発と比べるとはるかにリスクの小さな設備の一方で、広い範囲に渡って放射性物質が取り扱われるため、規制委がこれまでに経験した審査とは大きく異なる部分がある」と説明。年内は審査書案の精査に時間が費やされるとの見方を示した。

 一方で「最も早いケースだと、年の押し迫った会合に審査書案が(議題に)かけられる可能性はゼロではない」と指摘。「ただ、ぎりぎりだろうと思うし、年を越してもおかしくはない」とも述べた。

 原燃は六ケ所再処理工場を21年度上期に完工する目標を掲げている。
 

最終更新:10/11(木) 11:14
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