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富士の新東名で玉突き、母娘死亡 渋滞最後尾に大型車

10/10(水) 8:10配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 9日午後2時55分ごろ、富士市南松野の新東名高速道上りで、大型トラックが渋滞最後尾の乗用車に追突した。乗用車は弾みで前方のトレーラーにぶつかり、2台の大型車両に挟まれる形で大破した。乗用車に乗っていた女性2人は胸部を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。

 静岡県警によると、死亡したのは富士宮市舞々木町の女性会社員(35)と、助手席に同乗していた母親(59)=同所=。

 県警高速隊は同日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いでトラック運転手の男(43)=滋賀県高島市新旭町藁園=を現行犯逮捕した。男は「前をよく見ていなかった」と供述しているという。同隊は容疑を過失致死に切り替えて調べを進める。

 同隊や中日本高速道路によると、現場は片側2車線の直線。追い越し車線は道路のり面補強工事のため通行を規制していた。この影響で走行車線は渋滞が発生。事故は渋滞の最後尾で起きた。

 事故処理のため新清水インターチェンジ(IC)-新富士IC間の上りは約4時間、通行止めになった。



 ■昨年から5件 高速道渋滞、最後尾で死亡

 静岡県内の高速道路上で渋滞最後尾の車両に大型トラックなどが追突した死亡事故は2017年以降、富士市の新東名高速道で9日発生した事故も含め、確認できただけで5件発生。県警や高速道路会社はハザードランプの有効活用を呼び掛けたり、事故や渋滞の情報を知らせる案内表示を増やすなどして事故防止策に力を入れるが、歯止めがかからない。

 県警によると、2017年に県内の高速道路で発生した死亡事故は6件で、うち2件が同様の追突事故。今年も3月1日に富士市の東名高速道で6台関連の玉突き事故が発生し1人が死亡したほか、同10日には掛川市の新東名高速道で渋滞車列に大型トラックが追突し1人が亡くなった。

 県警交通企画課は追突事故を回避する「防衛運転」として(1)渋滞を確認したら早めにハザードランプを点灯させる(2)後方を見て後続車が速度を落としたか確認する(3)早めに減速し、できるだけ長い区間を低速のまま走行する―などの対応を呼び掛けている。

静岡新聞社

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