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<将棋>羽生100期なるか 竜王戦、11日開幕

10/10(水) 17:53配信

毎日新聞

 羽生善治竜王(48)のタイトル通算100期獲得がかかる将棋の第31期竜王戦七番勝負は11、12の両日、東京都渋谷区で行われる第1局で開幕する。羽生は敗れると、27年ぶりの無冠となる注目のシリーズ。挑戦者の広瀬章人八段(31)は、初の竜王獲得を目指す。

 羽生は1989年に19歳で最初のタイトル、竜王を獲得した。翌年失冠したが、91年3月に棋王を奪取して以降、タイトルを保持している。昨年12月には竜王に復帰し、通算7期で永世竜王の資格を獲得。新たに加わった叡王以外の7タイトル全てで永世資格を獲得する永世7冠になり、国民栄誉賞を受賞した。タイトル数は通算99期を数えた。

 しかし今年度は、名人戦七番勝負で佐藤天彦名人(30)に2勝4敗、防衛戦の棋聖戦五番勝負で豊島将之八段(28)=現王位・棋聖=に2勝3敗と相次いで敗れた。他棋戦でも挑戦権は獲得できず、100期を前に足踏み状態が続いている。

 一方、広瀬は王位1期の経験があり、タイトル戦登場は2015年の王位戦七番勝負で羽生に1勝4敗で敗れて以来。今年度は名人挑戦権を争うA級順位戦で現在3勝1敗、王将戦リーグに入るなど好調を維持している。

 今年最後のタイトル戦となる竜王戦は、第5局以降にもつれこめば12月に決着する。【山村英樹】

 ◇羽生「喜んでもらえるよう」、広瀬「身を引き締めて」

 10日に行われた竜王戦七番勝負第1局の前夜祭で、羽生は「いよいよ七番勝負が始まると実感している。一生懸命頑張って、皆さんに喜んでもらえる将棋が指せるよう力いっぱい尽くしていきたい」と決意を語り、広瀬は「身を引き締めていい将棋を指したい」と話した。【丸山進】

最終更新:10/10(水) 19:40
毎日新聞