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“女性閣僚”は1人だけ…「女性政治家の必要性を議論するべきだ」

10/10(水) 19:00配信

TOKYO MX

TOKYO MX朝のニュース生番組「モーニングCROSS」。「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、ウォール・ストリート・ジャーナル日本版編集長の西山誠慈さんが、女性の国会議員の数などについて語りました。

第4次安倍改造内閣改造では、片山さつき地方創成担当相が女性として唯一、入閣しました。片山担当相は認証式の直前になって、ドレスの調達に走る一幕が報じられました。当初は黒の上着に薄紫のドレスと、ベージュの上着にうぐいす色のドレスの2つを用意していましたが、「女性が1人なので目立たない服装がいい」として、急遽シルバーのドレスに変更したと語りました。

◆女性閣僚が1人しかいない安倍内閣
西山さんによると、海外版のウォール・ストリート・ジャーナルでは、日本の内閣改造を記事に取り上げることはあまりないそうです。しかし今回は、“女性が輝く社会”を政策に掲げる安倍内閣に、女性閣僚が1人しかいないと報じたと言います。

女性の社会進出で経済を活性化させる政策を「ウーマノミクス」と呼びますが、西山さんは、ウーマノミクスが日本では進展していないわけではないと語ります。「女性の就業率を見ると日本は68.1%と高く、OECD平均の63.6%を上回っている。しかも、安倍内閣になってから5ポイントほど上がっている」と解説しました。

ただ、日本の女性の就業率を細かく見ると、非正規雇用の割合が高かったり、経営陣の女性比率が極めて低かったりする実情があると言います。こうしたことは政治の世界にも反映されており、「国会議員の女性の比率は10.1%で世界161位。日本社会が変わってきたといっても、女性が進出しづらい部分がある」と説きました。

◆女性議員が必要なのかを議論するべき
西山さんの意見を受け、作家でライターの泉美木蘭さんは女性政治家が増えてほしいと語ります。そして、かつては女性の政界進出が遅れていたフランスで、議員や閣僚などの一定数を女性に割り当てる制度を設けたことに触れ、「女性議員がなぜ必要なのか、国民的な議論をするべきではないか」と主張しました。

政策プロデューサーの若新雄純さんは、国会議員が大臣になるには、議員の能力が高くてもすぐにはなれず、さまざまな苦労が必要になることを紹介しました。そして少子化の進展によって、出産することが求められる日本社会のなかで、女性が熾烈な選挙に当選して大臣になるためには「その数を増やそうとするより、仕組みそのものから変えた方がいい」との意見を述べました。

最後に、西山さんは自民党総裁選後に“党内融和”が強調されることに違和感を覚えると語りました。今回の内閣改造では、総裁選で安倍晋三首相の対立候補だった石破茂元幹事長の派閥に属する議員が閣僚に選ばれています。これについて、「それをもって融和というのは違うと思う」との意見を示します。さらに、最近の自民党内では異なった意見を発言しづらいという声があることに触れ、「形だけの融和ではなく、政権への異論があれば、声に出せる空気を担保することが大切だ」と述べました。

最終更新:10/10(水) 19:00
TOKYO MX

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