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2018年1-8月の地ビールメーカー出荷量は1%増

10/10(水) 15:34配信

東京商工リサーチ

第9回 地ビールメーカー動向調査

 大手メーカーのビール系飲料の需要が伸び悩むなか、2018年1-8月累計の全国主要地ビールメーカー出荷量は前年同期を1.0%上回った。主要地ビールメーカーの出荷量は、2017年に前年同期より0.7%減少したが、2018年は地ビールブームを背景に再び増加に転じた。 
 ビール大手5社の2018年1-6月のビール系飲料課税済み出荷量は、前年同期比3.6%減と上期では6年連続で過去最低を更新した。消費者の嗜好の多様化や2017年6月施行の酒類安売り規制で苦戦し、ビール系飲料の小売価格の大幅上昇も出荷減につながった。
 一方、地ビールメーカー各社はイベントでの自社販売を軸に、スーパー、コンビニへの拡販に加え、都市部でビアパブなどの開拓が進み、出荷量を増やしている。だが、出荷量が落ち込む地ビールメーカーも増えており、地ビールブームに沸く業界だが、いつまでブームが続くのか危機感を抱く地ビールメーカーも出始めている。 
 大手から地域限定まで、地ビール・クラフトビール市場は活況をみせている。しかし、ブーム持続には次の一手となる販売企画・商品開発など、新たな経営戦略が求められている。

※本調査は、2018年9月1日~25日に全国の主な地ビールメーカー217社を対象にアンケート調査を実施、分析した。出荷量は2018年1-8月の出荷量が判明した75社(有効回答率34.5%)を有効回答とした。その他の項目は、回答が得られた77社(有効回答率35.4%)を有効回答とした。本調査は2010年9月に開始し、今回で9回目。

◇出荷量トップ 7年連続でエチゴビール(新潟県)
 2018年1-8月の出荷量ランキングは、全国第1号の地ビール醸造所のエチゴビール(株)(新潟県)が7年連続でトップを守った。出荷量は生産設備も増強し1958kl(前年同期比0.9%増)と2位以下を大きく引き離した。
 エチゴビールの阿部社長は「今後、輸出に力を入れる。価格面や商品の方向性でクラフトビールブームがどう変わるか注目している」と、業界の先行きを模索し始めている。
 2位は「常陸野ネストビール」の木内酒造(資)(茨城県)で、1425klで出荷量は前年より0.4%増。以下、3位は「ベアードビール」の(資)ベアードブルーイング(静岡県)の380kl(同10.5%減)、4位は「べアレン・クラッシック」の(株)ベアレン醸造所(岩手県)の331kl(同6.4%増)、5位は「伊勢角屋麦酒」の(有)二軒茶屋餅角屋本店(三重県)の322kl(同4.2%増)だった。
 なお、昨年、出荷量1135.3klで3位だった「銀河高原ビール」の(株)銀河高原ビール(岩手県)は、当年の出荷量が非公開のためランク外とした。

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最終更新:10/11(木) 10:06
東京商工リサーチ

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