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豪華夜行バス「コクーン」販売終了へ 2列シート全廃、3列を強化するウィラーの事情

10/10(水) 16:13配信

乗りものニュース

ウィラーのフラッグシップ

 ウィラーが高速バス「ウィラー・エクスプレス」の2列シート「コクーン」の販売を終了します。すでに関東~関西便での取り扱いは2018年10月1日出発の夜行便をもって終了、最終運行は12月23日(土)、関東発名古屋行きの夜行便です。

【写真】「コクーン」の代替は3列の豪華シート「リボーン」

「コクーン」は2010(平成22)年に登場しました。車両の左右に1列ずつ、しかも各席が進行方向に並行ではなく、通路側に向かってやや斜めに配置された2列独立シートで、シェルと呼ばれる大型のパテーションでそれぞれプライベート空間が確保されているというもの。各席にはテーブルや電源コンセント、スーツ掛けハンガー、靴収納スペース、テレビや映画などを楽しめるプライベートモニターなどが設けられています。「コクーン」専用車両で運行されており、1車両あたりの座席数はわずか19席。運賃は関東~名古屋間で6630円~となっています。

 全席個室タイプのシートを備えた豪華夜行バスの先駆けといえる存在であり、登場当時から現在に至るまで、マスコミなどでも取り上げられることの多い商品です。ウィラー自身もフラッグシップと位置付ける「コクーン」、なぜ販売を終了するのか同社に聞きました。

――なぜ販売を終了するのでしょうか?

 車両の老朽化および安全面の観点から決定しました。「コクーン」は2010(平成22)年の導入から8年が経過しています。シートのオーバーホールは定期的に行っているものの経年劣化があり、また、車両の安全装置も以前のものです。当社では現在、最新の車両に入れ替えを行なっていることもあり、快適で安全なサービスの提供という観点で必要なことと考えております。

――「コクーン」はどのような経緯で誕生したのでしょうか?

 お客様の「後ろの人を気にせずにリクライニングしたい」「もっと寛げるプライベート空間が欲しい」といった声を基に、移動に求める理想空間の実現を目的として、「いままでにないプライベート空間」をコンセプトに開発いたしました。お客様からは「周りの音や視線が気にならない」「プライベートモニターがよい」といったお声があります。

――運行終了について、どのような声がありますでしょうか?

「寂しい」というお声が多いです。「今後の革新的なサービスにも期待」といったお声も頂いております。

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最終更新:10/17(水) 11:19
乗りものニュース