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単回使用医療機器、再使用患者に感染症の有無確認 - 小樽市立病院が調査結果公表、「健康被害なし」

10/10(水) 17:50配信

医療介護CBニュース

 小樽市立病院(北海道小樽市、388床)は、感染症などを防ぐ目的で1回使っただけで捨てる「単回使用医療機器」(SUD)に関する調査結果を公表した。2016年8月1日から18年4月20日までの間、48人に対して再使用した可能性があることなどを説明。感染症の有無を確認するために血液検査を行ったが、健康被害は認められなかったという。【新井哉】

 同病院によると、脳神経外科の手術で、運動神経機能障害のリスクを回避、軽減するため、術中運動誘発電位モニタリングを行うケースがあった。その際、電極を頭部に固定するため、「スキンステイプラー」(縫合器)を使用していた。

 一部の患者に対し、SUDの縫合器本体を消毒して再使用していたことが4月23日に判明したため、5月24日から8月17日までの間、血液検査による調査を実施した。

 同病院は、「採血可能な全ての患者の血液検査を実施した結果、今回の事案を起因とした感染症は認められなかった」と説明。再発防止に取り組む方針を示しており、「今後、医療機器に関する情報について一括管理を行った上で、医療機器の使用方法について、感染の防止等の医療安全の観点から十分な確認、検討を行う」としている。

 SUDを巡っては、一部の医療機関で洗浄して再利用する「使い回し」が問題となっていたため、厚生労働省が17年9月、「特段の合理的理由がない限り、これを再使用しない」とする通知を都道府県に出していた。

CBnews