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「地震後、ローソンがバナナだらけに」 翌々日には8千袋納品、手配した北海道の担当者に聞く 実は納豆も

10/12(金) 7:00配信

withnews

 北海道胆振地方を震源とする地震の発生から1カ月以上が経ちました。発生から数日後、コンビニのパンコーナーに大量のバナナが並んだ画像が、ネット上で話題になったのを覚えていますか? どういった経緯でバナナを大量に仕入れることになったのか、担当したローソンの社員に話を聞きました。

【画像】ズラリとバナナが並んだ店内はこちら。通常パンが並んでいる棚すべてをバナナが埋め尽くしています

ツイッターで話題に

 地震発生から数日後、北海道内にあるローソン店内の画像がツイッターに投稿されました。

 通常はパンなどが並んでいるコーナーに、ずらりとバナナが並んでいます。

 ツイッター上には複数の店舗の画像が投稿されており、大量にバナナを仕入れたのは特定の1店舗だけではないようです。

 また、店舗によっては山崎製パンの「ランチパック」など、バナナ以外の単一商品が大量に入荷したところもあったようです。

「少しでも早く商品を」

 当時の状況について、ローソンの北海道エリアの商品担当者はこう説明します。

 「札幌市など約50店舗に、1袋約4本入りのバナナを8000袋納品しました。バナナ以外では、栄養価の高い納豆を1万3千パック確保して、各店へ50個ずつ納品しています」

 停電によって弁当工場が稼働できなくなり、食べ物の不足が懸念されるなかで、真っ先に思いついたのがバナナだったといいます。

 「非常時に少しでも早く商品をお届けしたい。栄養価が高く、かつ常温で流通できるものをと考えた時、北海道の商品部員でマラソンに参加していたこともあって『これだ!』と思いました」

 普段から生鮮品を市場で直接調達していたこともあり、市場関係者の協力を得ることができたため、地震発生の翌々日8日にはバナナを店舗に納品できました。

 「停電が長引いたことで、通常の商品をそろえることが出来ず、バナナばかりを並べることとなり、お客様には申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、喜んでお買い上げいただく方も多く、本当に良かったと思っています」

店主の反応は

 通常、コンビニの商品は各店舗からの発注を受けて本部が手配しますが、今回は本部が判断。店舗に確認した上でバナナなどを納品したそうです。

 バナナを大量に並べた店主は、当時のことをこう振り返ります。

 「地震直後、店舗に商品が入ってこない中で、お客様に販売できるものがあり、なおかつ喜んでいただけて良かったです。手作りのPOPをつけたところ、夕方に納品されたバナナがその日のうちに完売しました」

 今回の対応を通じて、課題も見つかったといいます。

 「配送センターも混乱していたため、全店舗へ配送することができませんでした。より多くの店舗を通じてより多くのお客様に商品をお届けできるよう改善していきたいです」

 そして、こう振り返ります。

 「多くのお客様から、『コンビニがあって本当に助かった。ありがとう!』といった温かい声をたくさんいただき、コンビニが社会のインフラとなっていることを改めて認識しました。これからもお客様の生活に寄り添って、よりよい商品やサービスを提供してまいます」

最終更新:10/12(金) 7:00
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