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稲葉ジャパン、広島・丸落選の怪 今オフのFA権行使を忖度か?

10/11(木) 16:56配信

夕刊フジ

 【江尻良文の快説・怪説】

 日米野球に出場する侍ジャパンのメンバーに、球団史上初のリーグ3連覇を達成した広島の丸佳浩(29)が選出されなかったのは不可解だ。

 外野手で選出されたのは4人。侍ジャパンでも4番を張った実績のある横浜DeNA・筒香、今季パ・リーグ首位打者のソフトバンク・柳田、打率2位の西武・秋山まではわかる。しかし、もう1人はプロ2年目の楽天・田中。今季打率・265、18本塁打、45打点とパッとしない。

 広島からは大瀬良、会沢、田中、菊池が選出され、しかも今回の日米野球の第4戦(11月13日)は広島で開催される。丸は昨季のMVP、今季も2年連続の受賞が最有力視されているだけに、落選はなおさらミステリーめいている。

 その楽屋裏を探ると、丸が今オフFA戦線の超目玉という事情が浮上する。野球協約にはこう明記されている。

 「日本シリーズ終了翌日から土、日、祭日を除く7日間以内に在籍球団に対し、FAの権利を行使する意思を表明することができる」

 今年の場合、スケジュール通りにいけば、日本シリーズの第7戦が11月4日になり、日米野球とFA宣言の時期が重なる。丸がFAで他球団に移籍するつもりがあれば、日米野球どころではなくなる。

 侍ジャパンの稲葉監督は、自身も2004年オフ、ヤクルトからメジャー移籍を目指してFA宣言し、結局日本ハム入りで決着した経験をしている。それだけに丸の気持ちを忖度(そんたく)して日米野球から外したのか。それなら謎は氷解する。(江尻良文)

最終更新:10/11(木) 17:17
夕刊フジ