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藤井七段が最年少新人王に王手 おやつタイムで手をつけなかったワケ

10/11(木) 16:32配信

東スポWeb

 将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(16)が10日、大阪市の関西将棋会館で指された第49期新人王戦決勝3番勝負第1局で、奨励会の出口若武三段(23)と対局し、112手で勝利。2月に行われた朝日杯オープン戦に続く2度目の棋戦優勝に王手をかけた。

 若手プロ棋士や奨励会の三段らが対象となる新人王戦は、26歳以下、六段以下、タイトル戦経験者を除く、などの参加資格が定められている。優勝すれば、もちろん史上最年少(これまでの記録は森内俊之九段の17歳)。そして、これまた史上最年少で新人王の資格を失うことになる。

 藤井七段は「3番勝負の第1局ということで、非常に大きな一局と思っていた。少し苦しくなってしまったところもありましたが、その中でも崩れずに指せたのが良かった」と安堵した。

 この日の対局では、関西将棋会館近くの「アニバーサリー2011」のショートケーキが両者に提供された。プロ棋士は普段の対局でもおやつを持ち込んでおり、藤井七段もチョコなどを頬張るシーンが見られるが、タイトル戦や今回のような決勝3番勝負などでは、運営側からおやつが差し入れられる。「対局者に最高の環境を」という配慮から行われるおやつの差し入れについて、将棋関係者は「渡辺明棋王も『タイトル戦の楽しみの一つ』とおっしゃってました」と語る。

 朝日杯オープン戦は持ち時間が少なく、おやつタイムが設けられなかったため「藤井七段は初めてではないか」(同)という。しかし、盤面に集中してか藤井七段も出口三段も手を付けなかった。関係者は「終盤の激しい局面になり始めた時間帯でしたので、しょうがないですね」と苦笑いだったが、2人とも感想戦後に食べたという。

最終更新:10/11(木) 16:32
東スポWeb