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「マイナス40度の世界を伝えたい」北極圏に通いつめる犬ぞり探検家

10/11(木) 18:10配信

MBSニュース

“いてもたってもいられず”挑戦

大阪在住の犬ぞり探検家・山崎哲秀さん(51)。1年の半分を北極圏・グリーンランドで過ごします。京都市下京区のしんらん交流館では10月14日まで、山崎さんが来月から北極に持って行く防寒服や先住民の大切なタンパク源となるアザラシの捕獲道具などが展示されています。

京都市内の進学校に通っていた山崎さんが、大学受験をせずにアマゾン川のイカダ下りに挑戦したのは19歳の時でした。

「冒険家の植村直己さんがアラスカのマッキンレーで遭難したというニュースが当時大々的に報道されまして。(植村さんの)本を読み終わった次の日から朝5時に起きてランニング、体力づくりを始めるという。いてもたってもいられないんですね」(犬ぞり探検家 山崎哲秀さん)

全長5000キロのアマゾン川を下る手作りの筏(いかだ)は、上流付近で早々に転覆。流木にしがみついているところを現地の人に救出されました。しかし…

「どうしてももう1回挑戦してみたいと思うわけなんです。そしたらもう、いてもたってもいられないんです」(山崎哲秀さん)

翌年、20歳の“山崎青年”は44日間かけてアマゾン川筏下りを達成。こうなると植村直己さんのようにグリーンランド2500キロ縦断へ、またもや「いてもたってもいられなく」なります。

「21歳で足を踏み入れた北極だったんですけれども、生涯初めてマイナス40度近い気温を経験することになるんです。じゃあそういった中でテントを張って活動しようと思ったら、何にもできなかったんです。寒くてですね。来るのは自然からくる恐怖心ばっかりですよね。手も足も出ずに日本に逃げ帰ってきたというのが僕の最初のスタートだった」(山崎哲秀さん)

そこで、山崎さんは先住民族・イヌイットの人たちに弟子入り。彼らの伝統文化・犬ぞりでの移動技術を習得し、犬の訓練と日本から依頼される観測調査のために11月から4月まで、現地に滞在する生活をもう30年続けています。

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最終更新:10/11(木) 18:10
MBSニュース

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