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「魚めっちゃ飛んでいた」秋フェスタで舟下り、戸田の笹目川で満喫 家族連れ200人楽しむ

10/11(木) 10:36配信

埼玉新聞

 埼玉県戸田市を流れる笹目川で「2018笹目川秋フェスタ」が開催され、恒例の舟下りが行われた。JR埼京線北戸田駅近くの笹目川の船着き場(同市笹目)から片道約3キロを下り、笹目水門から荒川本流に出てUターンした。家族連れの約200人が交代で7隻の舟に分乗、往復約6キロ、40分の舟旅を楽しんだ。

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 ステージでは、市民による「荒川のうた合唱団」や「とだ市民吹奏楽団」、戸田中学校吹奏楽部などの演奏が続き、地元市民によるヨーヨーすくいの店も出て子どもたちも楽しんでいた。

 舟下りは県南漁協会員の地元市民が自分の舟7隻で参加、自ら船頭も務めた。4~5人乗りの小型船だが乗り心地は満点。船賃は500円だった。

 兄弟で一緒に乗り込んだ戸田第二小5年の浜崎信陽君は「けっこう涼しかった。魚がめっちゃ飛んでいた」。弟の同小2年の寿行君(8)は「風が気持ちよかった。でもごみがたくさん浮いていた」。母の澄佳さん(43)は「見上げた空が青くてとてもきれい。格別でした」と話した。「けやき丸」の船頭を務めた会社員長谷川友和さん(39)は「穏やかでよかった」。

 船着場で受け付けを務めた氷川町町会副会長で建設業宗台年夫さん(47)は「日頃からこの川を大切にする気持ちを育てたい」。同じく受け付けを務めた笹目南町会副会長の大貫三郎さん(72)は「こんなに舟に乗る希望者が多いのにびっくり。かつては汚い川だったが、今は見違えるほどきれいになった。感慨深い」と話した。

 笹目川はさいたま市南区の埼京線武蔵浦和駅付近からほぼ直線で南下し荒川に合流する約3・9キロの1級河川。排水路の役割を持つ人工河川だ。「清流の復活、安らぎとにぎわいの空間づくり」を目標にする県の「川のまるごと再生プロジェクト」の対象となり、12~15年の河川改修で、水際の緩斜面や遊歩道が整備された。

 工事完成後の16年、町会や市民団体による「笹目川とことん活用連絡会」が発足し、川の清掃活動や自然観察会を続けている。舟下りもその一環。

 河川工事を担当する県のさいたま県土整備事務所の浜川敦所長(57)は「戸田市の協力で立派な公園になった。県南部の河川はかつては汚れ、迷惑施設だったが、これからは違う。10年、20年でもっときれいになる」と話した。

 この日は菅原文仁市長があいさつし「笹目川をより身近に感じて、楽しんでほしい」と祝辞を述べた。

最終更新:10/11(木) 10:36
埼玉新聞