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北方領土で観光ツアー? 返還問題を考える前にまずは行ってみた

10/11(木) 18:12配信

FNN PRIME

日露共同経済活動は観光ツアー?

北方領土返還問題が揺れている。
プーチン大統領は、今年9月、突然に前提条件なしで日露平和条約を年末に結ぶことを提案した。安倍晋三内閣総理大臣は、北方領土問題の進展を拉致問題の解決とともに、優先すべき外交課題に位置付けているが、即答が出来る提案ではない。。

(画像)色彩豊かな建物が並ぶ街並み

日露政府間では、北方四島における共同経済活動を行うことが合意されており、具体的には、観光、水産養殖、農産物のハウス栽培、風力発電、ごみの少量化の5項目が検討されている。

2018年10月、共同経済活動に向け、派遣された現地調査団が、ロシア側に対し2019年に観光ツアーを実施することを提案していた。提案した観光メニューは、船で択捉島、国後島、色丹島を訪れ、船上から歯舞群島を望む5泊6日のコース。船上からのホエールウオッチングを楽しみながら国後島を訪れる2泊3日と1泊2日のコースの3種類だ。

ビザなし交流専用船で4時間の旅

では、北方領土観光には、どのような魅力があるのだろうか。国後島の紹介をしてみたい。
北方四島の玄関となる国後島・古釜布港と日本側の出航港の根室港との距離は約40キロメートル。北方領土ビザなし交流専用船「エトピリカ」で4時間の船旅だ。

根室を出航して1時間後には、イルカが姿を現す。筆者は、これまでに6回、北方領土を訪問しているが、毎回、根室湾で飛び跳ねるように泳ぐイルカの姿を見た。時折、クジラも姿を見せることもある。より多くのクジラを見たいのであれば、半日かけて国後島と知床半島に挟まれた海域まで足を延ばすとよい。運が良ければマッコウクジラだけではなく、シャチに出会うこともある。

戦争の爪痕が残る風景

国後島に上陸すると、ぼろぼろになった第二次世界大戦頃に使われた戦車の残がいが出迎える。舗装された道路を車まで5分ほど走るとロシアの田舎風の町並みに入る。黄色、緑、赤、カラフルな色彩の建物が多く、どんよりとした霧が立ち込める時間が多い景観にアクセントを与えている。

町の中心にある役場前の広場には、レーニンの胸像が据え付けられ、島が旧ソ連邦により奪われたことを思い起こす。

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最終更新:10/12(金) 14:50
FNN PRIME