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吉田輝星ラブコールが一転…楽天が根尾に“心変わり”の理由

10/12(金) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 10日にプロ志望を表明した金足農(秋田)の152キロ右腕・吉田輝星(18)と“相思相愛”とみられているのは巨人に限らない。“地元”東北に本拠地を置く楽天もしかりだ。

 石井一久GMは「ぜひ東北でプレーしていただければ。秋田から東京に行く前に仙台があるので、立ち寄っていただければ。そのまま通過して東京に行っちゃうかもしれないし、何とか仙台で降りていただきたい」と話していた。

 楽天には吉田が「憧れ」と言う則本昂大(27)が在籍。則本は身長178センチ、82キロと、プロ野球選手としては小柄な体格ながら、2年目から今季まで5年連続で奪三振王に輝いた。吉田も身長176センチ、82キロと似たような体格。そのため、暇さえあれば則本の投球映像を繰り返し見ては、フォームを研究しているという。

■「主将タイプの人間がいない」とスカウト部長

 楽天はしかし、吉田ではなく根尾を指名するとの報道があった。それなら吉田から根尾に乗り換えたのか。

「楽天が何より欲しいのはショートだと聞きました。つまり、茂木栄五郎がアテにならないのでしょう」と、在京球団のスカウトがこう続ける。

「1年目から活躍した茂木ですが、2年目の昨季は右肘痛に悩まされ、オフにクリーニング手術。今季は8月に左ふくらはぎ痛で抹消されてからずっと二軍暮らしだった。シーズン終了まで、今年ドラフト3位で入った山崎や6位の西巻、3年目の村林が二塁手と兼任で守る状態で、茂木のサブがあまりにも手薄。しかも茂木は精神面にも課題がある。落ち込みやすく考え込む性格で、そのたびにチームの先輩である藤田がフォローしていました」(球団関係者)

 遊撃手は守備や打撃以外にも重要な役割がある。仁村スカウト部副部長が言う。

「今、楽天にはキャプテンタイプの人間がいない。強いチームには内野でチームを引っ張れる選手がいます。根尾(昂=大阪桐蔭)はそれができると思っています。僕の中で、内野手では根尾が一番。打席ではムラが出るというスカウトからの報告も来ているが、それ以上に高く評価できるのがキャプテンとしての能力。周りが見えていて、彼の中には『チームのために』という考えが見て取れる。投手がピンチになったときも、根尾であれば投手もやっていたのでピッチャー心理を理解して言葉をかけられる。(2年生からU18W杯に出場するなど)実績だけなら小園(海斗=報徳学園)が一番でしょうが、個人的には根尾が今のチームに必要な選手だと思っています。ここは球団内でも評価が分かれているので難しいところです」

 ノドから手が出るほど欲しいキャプテン候補。地元のスターではなく、根尾で勝負をかける雲行きのようだ。

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