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金本監督“背水の覚悟”も水泡に…阪神チーム内から「暗黒時代と同じ」の声

10/12(金) 18:12配信

東スポWeb

【取材のウラ側 現場ノート】阪神・金本知憲監督自身にとっても急転直下の出来事だっただろう。退任を意識した時期について、会見では「最下位が決まったぐらいですかね」と明かしたが、本当につい最近まで続投に意欲的だった。

 実際、正念場となる来季に向けてひそかに温めていたのが“コーチ陣の大刷新”という大胆プランだ。親しい関係者には「このままでは来年も同じことになってしまう。大幅に入れ替えないといけない…」と苦渋の決断を下すことを予告。実際、編成作業も進んでいた。

 期待した若手の伸び悩み、超高額助っ人・ロサリオの大不振…。不測の事態が続いたことで夏場からコーチ陣に指導を一任。だが、改善するどころか軒並み選手たちの成績は悪化の一途をたどった。そこで自らの責任を痛感しつつも“血の入れ替え”の必要性を痛感していたのだ。

 とはいえ、就任当初から一蓮托生を誓い、信頼を置いてきたコーチ陣。ファンや一部OBからは「お友だち内閣」とやゆされることもあったが、自らの手で“解体”するのは断腸の思いだったはず。裏を返せば血を流してでも、前に進もうという鉄人の並々ならぬ決意の表れだった。しかし、そんな背水の覚悟も事実上の“解任劇”で水泡に帰すことになってしまった。

 球団内には「最下位とはいえ、三顧の礼で迎え入れた金本監督をわずか3年で簡単に切っていいのか」「これではお家騒動ばかりだった暗黒時代と同じじゃないか」と波紋が広がっている。チームの負けが込み、風当たりが強くなってきた9月以降、責任逃れのためなのか現場に姿を現さなくなるフロントもいた。本当の意味で球団一丸となっていれば…。志半ばで金本監督が去ることが悔やまれる。(阪神担当・千葉教生)

最終更新:10/12(金) 18:12
東スポWeb

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