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<プロ野球CS>13日からファーストステージ

10/12(金) 19:36配信

毎日新聞

 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)のファーストステージが13日、セ、パ両リーグで始まる。セは神宮球場で、レギュラーシーズン2位・ヤクルトと3位・巨人の顔合わせ。パはヤフオクドームで、2位・ソフトバンクと3位・日本ハムが対戦する。全3試合で先に2勝したチームが、ファイナルステージ(17日開幕)に進出する。予告先発は、セはヤクルトが小川、巨人が今村、パはソフトバンクがミランダ、日本ハムが上沢と発表された。

 ◇対戦成績は互角

 ヤクルトと巨人のレギュラーシーズンでの対戦成績はほぼ五分。CSでも接戦が繰り広げられそうだ。

 ヤクルトは史上初となる3度目のトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成した山田哲、打点王のタイトルを確実としているバレンティンを中心とした打線が強力だ。ただ、精神的支柱でもあるベテラン青木が左足太ももを痛めているため、出場できるか微妙なのが、懸念材料だ。第1戦で先発する小川は対巨人戦8連勝中と相性が良い。

 高橋監督の辞任が決まっている巨人は、9日の最終戦で白星を挙げて3位に滑り込み、勢いに乗っている。後半戦で先発3本柱だった菅野、メルセデス、今村を中心とした投手陣がヤクルト打線をいかに抑えるか。

 沢村、上原らの救援陣が不安定なため、継投のタイミングがカギになる。野手では22歳ながら打率3割、30本塁打、100打点を達成した4番・岡本に期待が集まる。【岸本悠、細谷拓海】

 ◇先発小川に期待

 ヤクルトは12日、東京都内の室内練習場などで調整した。小川監督は2戦先勝という短期決戦方式を念頭に「まず乱打戦にはならない。守備が重要になる」と語った。その上で、第1戦で先発する小川に対して「内容より結果。相手より少ない失点で投げてほしい」と期待を込めた。

 レギュラーシーズン終盤から、従来の3番ではなく2番で起用されている山田哲は「違和感なくできている。状況に応じてつないでいきたい」と話した。

 ◇主砲の岡本、柵越え連発

 巨人は川崎市のジャイアンツ球場で練習を実施した。主砲の岡本はフリー打撃で、バックスクリーン直撃を含めて、柵越えを連発するなど、好調だった。

 岡本は、長打性の当たりについて「(飛距離が伸びた理由は)風しかない」と冗談交じりに話すなどリラックスした様子。自身にとっては初のポストシーズン挑戦となるが、「試合はまた別。集中していきたい」と気合を入れていた。【岸本悠、細谷拓海】

 ◇後半はソフトバンク7連勝

 対戦成績こそ13勝12敗と日本ハムが勝ち越しているが、8月から最後の対戦まではソフトバンクが7連勝した。

 ソフトバンクは主軸の柳田の前にいかに好機を作るかが鍵。今季初めて100打点に到達した主砲は、対日本ハムでも打率3割9分1厘。上位の牧原、今宮がけがで出場が絶望的なだけに、打順の組み方も重要となる。先発陣では8月以降だけで6勝を挙げたミランダを筆頭に、千賀、東浜と盤石の布陣で臨む構えだ。

 日本ハムはチームトップの11勝と飛躍した上沢が第1戦に先発する。ソフトバンク戦6試合で1完封を含む4勝と相性が良く、第2戦の先発が濃厚なマルティネスも対戦防御率1.86と数字を残す。打線はレアードの戦列復帰が間に合わず、俊足の西川、巧打の近藤、100打点超えの中田ら実績のある選手が役割を果たせるかがポイント。CSまで中1日と実戦感覚でも勝る。【生野貴紀、荻野公一】

 ◇先発・上沢に話題集中

 パ・リーグは、ソフトバンクの工藤監督、日本ハム・栗山監督と両選手会長の柳田、中島が出席し、ヤフオクドームで記者会見を開いた。話題は日本ハムの先発・上沢に集中。今季、2勝4敗と苦手にしている右腕に対し、柳田は「全然打てていないので嫌なイメージがある」と苦笑い。中島は「上沢の投げている試合では援護点が取れなかった。(ソフトバンク先発のミランダは)良い投手だが全員で崩したい」と意気込んだ。

 2016年の日本一の日本ハムと、17年に日本シリーズを制したソフトバンクの対戦。2年連続の日本一を目指すソフトバンクの工藤監督は「しっかり準備できた。選手交代で今まで以上に神経を使って、点を取れるところは思い切って大胆に攻めていく」。一方、日本ハムの栗山監督は「どういう展開でも諦めないが、先発投手に我慢してもらうことが一つの大きな鍵になりそう」と語った。【佐野優、生野貴紀】

最終更新:10/12(金) 19:57
毎日新聞

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