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<沖縄小4自殺>豊見城市と同級生保護者ら5人を賠償提訴

10/12(金) 19:36配信

毎日新聞

 ◇両親が「いじめ対応怠る」 7800万円求め那覇地裁に

 沖縄県豊見城(とみぐすく)市の市立小4年の男児(当時9歳)が2015年10月にいじめ被害を訴えて自殺した問題で、男児の両親が12日、学校側が適切な対応を怠ったため自殺に至ったなどとして、市と男児をいじめたとされる同級生2人の保護者ら5人を相手取って、約7800万円の損害賠償を求める訴訟を那覇地裁に起こした。

 訴状などによると、男児は同級生からズボンを下ろされたり、筆箱を取られたりするいじめを受けた。15年9月に学校が実施したアンケートで被害を訴えたが、10月9日には腰に巻いたカーディガンを「格好つけるな」と同級生に引っ張られて倒された。男児は12日に自宅で自殺を図り、7日後に亡くなった。

 両親は「校長や教頭がいじめ対策について教員への指導を怠り、担任教諭も男児の訴えに適切な対応をしなかった」と主張。さらに「亡くなった後の市教育委員会や学校の対応も不適切で精神的苦痛を受けた」とした。男児をいじめたとされる同級生の保護者には監督責任を問うた。

 市教委は取材に「訴状を確認していないのでコメントできない」としている。市教委が設置した第三者委員会は今年3月、「いじめが自殺の主要因の一つだった蓋然(がいぜん)性は十分認められる」とする調査報告書を公表している。【遠藤孝康】

最終更新:10/12(金) 20:39
毎日新聞