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<アジアパラ>車いすテニス、国枝が3連覇

10/12(金) 21:58配信

毎日新聞

 【ジャカルタ谷口拓未】ジャカルタ・アジアパラ大会第7日は12日、車いすテニスの男女シングルス決勝があり、男子は国枝慎吾(ユニクロ)が6-2、6-3で真田卓(凸版印刷)との日本選手対決を制し、3連覇を果たした。女子は上地結衣(エイベックス)が中国選手に6-3、6-4でストレート勝ちし、初優勝。国枝と上地は2020年東京パラリンピックの出場権を獲得した。

 ゴールボール女子は決勝で中国を倒し、金メダルに輝いた。ボッチャのチーム(脳性まひ)で日本は準決勝でタイに敗れ、3位決定戦で中国を破り、銅メダル。

 陸上男子400メートル(車いすT52)の佐藤友祈(WORLD-AC)は1分1秒49で優勝し、800メートルと合わせて2冠を達成した。

 ◇国枝、打点きっちり修正

 男子ダブルスとの2冠を達成した国枝は「持てるものを出し切った。最初からエンジン全開だった」。ダブルスのパートナーで選手村では同室の真田を降し、世界1位の貫禄を見せつけた。

 ショットが安定しなかった上に体調不良も重なり、今大会は「今年で一番内容がやばかった」と明かした。それでも東京パラリンピックの出場資格が懸かる決勝に合わせ、きっちり修正してくるのが国枝だ。「打点を修正できた。ギリギリで間に合った」

 この日は次々に正確なショットを決めた。真田のコースを突く力強いショットにも持ち前のスピードで追いつく。すると、鋭いリターンで相手を左右に振った。試合を決めたフォアハンドのクロスの精度は高く、鮮やかだった。

 国枝は「勝利をつかみとる気持ちだった」と振り返り、真田は「ディフェンスを破れなかった。あれだけ(前後左右に)走っているのに(ラリーを)つなぎ続けた国枝選手に完敗だ」と脱帽した。

 東京パラリンピック出場を早々に決め、「これでゆっくり調整できる。ツアーに出続けるのが日常なので、次の目標はと言われれば(来年1月の)全豪オープン」と国枝。王者の余裕と風格を漂わせた。【谷口拓未】

最終更新:10/15(月) 18:30
毎日新聞