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<北朝鮮内部>金政権がついに「指導者からの贈り物」放棄か 党創建記念日の「特別配給」ゼロ なぜ?

10/12(金) 12:24配信

アジアプレス・ネットワーク

◆偉大な指導者から国民へのプレゼントという虚構

10月10日は73回目の朝鮮労働党創建記念日だったが、祝日に全国民に贈られる「特別配給」がまったく実施されなかった模様だ。北朝鮮各地の取材協力者が伝えてきた。建国70周年の記念日と秋夕(お盆)の特別配給も実施されなかったという。その理由はなんだろうか?(カン・ジウォン)

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北朝鮮の祝日と言えば、金日成の生誕日(4月15日)、金正日の生誕日(2月16日)が最大で、次に正月、秋夕、建国記念日(9月9日)、労働党創建記念日と続く。

祝日には、「偉大な指導者」が国民に贈り物を下賜する「祝日特別配給」が長く行われてきた。コメや酒、食用油、学用品、菓子セットなどだ。金日成、金正日の人徳政治、偉大性宣伝が目的であった。基本的には、地方政府にあたる人民委員会が、管内で資金と物品を調達して住民に配給する。

◆経済難でみるみる陳腐化した贈り物

だが、経済難によって1980年代からその質と量は低下の一途を辿ってきた。この数年は国産品の粗悪な歯磨きセット、食用油一本、生徒に菓子袋ひとつ、ズック靴一足といった程度のもので、それさえも出たり出なかったりだった。質の高い中国製品を市場で買って使うことに慣れた住民たちは、ありがたみも感じず、期待もしなくなっていた。

陳腐化、形骸化しても、金正恩政権が祝日の「特別配給」が続けてきたのは、「偉大な指導者による国民への配慮」が無くなることで、権威に傷がつくことを懸念しただめだろう。

ところが今年に入り、2月の金正日生誕日に貧弱な「贈り物」があったのを最後に、「特別配給」は取りやめになった模様だ。アジアプレスの調査では、少なくとも両江道、平安北道、咸鏡北道の数都市では、まったく実施されていない。

今回、調査に携わった取材協力者は次のように言う。
「一般住民への『祝日配給』は何もなし。お祝いの雰囲気も年々希薄なっている。自前で配給を準備しなければならない工場や企業でも、何も出せない所がほとんどだ。保安署(警察)と保衛局(秘密警察)では、資金を自己調達して食用油と砂糖を少し出ていた」

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