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世界最高齢のDJおばあちゃんがカッコよすぎて勇気もらえる

10/12(金) 14:31配信

BuzzFeed Japan

「死ぬ時はDJブースか、調理場で」。岩室純子さんは冗談めかして言う。1935年生まれの83歳。東京・高田馬場で老舗中華料理店「餃子荘ムロ」を営むかたわら、夜が深まるとクラブイベントでDJをしてダンスフロアを沸かせる。「最高齢のプロフェッショナル・クラブDJ」として、今年ギネス世界記録にも認定された。何かを始めるのに、遅すぎることなんてない――。変化を恐れない超遅咲きDJの生き方は、そう教えてくれる。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】

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DJも料理も一緒

本名の「純」と「岩」からとって、DJネームはSUMIROCK。エプロンを脱ぎ、サングラスとキャップをつければ、「餃子店のおかみさん」から「異色のDJ」へ様変わりする。

フランス人の友人の誘いで、70代でクラブイベントに顔を出すようになった。「DJもやってみたら?」と勧められ、DJスクールに通い始めたのは77歳を過ぎてからだ。

「DJも調理も、結果が出るのが早い。お客さんの顔を見ればわかります。おいしい料理を出せばニコッとしてくださるし、音楽がよければ踊ってくださる」

SUMIROCKとしての活動は国内外のメディアで報じられ、いくつかのCMにも出演した。が、当人は至ってマイペース。ギネス認定を受けても、舞い上がることはない。

「ギネスはとってもありがたい。でも、年齢ですからね。お客さまから『DJ良かったよ』って言われるとうれしいですけど、年だからかな?と思っちゃう。DJの先生にも、年で有名になるんじゃなくて、プレイで評判になりたいって言ってるんです」

最初は必ずあの曲

ナット・キング・コールのジャズ、セルジュ・ゲンズブールのシャンソン、ダフト・パンクのダンスミュージック…。

世代もジャンルも関係ない。変幻自在な選曲で、孫ほども年の離れた若者たちを熱狂させる。ただ、冒頭でかける曲だけは「鉄腕アトム」と決めている。

アトムは高田馬場で生まれた設定で、手塚プロダクションも本社を置く。この地に生まれ、父の代から店を構えてきた純子さんにとって、親しみ深い存在だ。

「高田馬場に敬意を表して。私が生まれたところだし、たぶん死ぬところだし」

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最終更新:10/12(金) 14:51
BuzzFeed Japan