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阪神一本化!矢野2軍監督に次期監督就任要請へ

10/12(金) 2:29配信

日刊スポーツ

阪神が11日、次期監督として矢野燿大(あきひろ)2軍監督(49)に就任を要請する方針を固めた。

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金本知憲監督(50)が17年ぶり最下位の責任を取って、就任3年目の今季限りで辞任すると表明。球団は急きょ後任の選定を進め、16年から2年間はコーチを務め、今季は就任1年目でファームを日本一に導いた金本監督の盟友に再建を託す方向となった。

阪神は金本監督の辞任を受けて、急ピッチで来季新監督の選定作業を行った。前日10日DeNA戦の試合後に同監督から辞意を伝えられた揚塩球団社長は、兵庫・西宮市内の球団事務所で応対。慌てたかと問われると「もちろん、そうです」と言い、「期待していただいたファンには本当につらい1年だったと思います。申し訳なく思っております」と頭を下げた。

来季に向けて揚塩社長は「なぜ勝てなかったのかしっかりと分析して課題を持って来季にあたるようにフロント、現場が一体となって取り組んでまいります。イチから出直します」と話した。後任監督の絞り込みについては「これから早急に」と話すにとどめ、理想像を問われても「それもこれから」と言葉少なだったが、速やかに候補を矢野2軍監督に一本化した模様だ。

矢野2軍監督は、金本監督が推し進めた野球をもっとも熟知する盟友だ。昨季までの2年間は1軍で作戦面を担当する参謀として指揮官を支えた。2軍監督を任された今季は失敗をとがめない「超積極的」をスローガンに掲げ、ウエスタン・リーグ新記録のチーム163盗塁を記録するなど、就任1年目から日本一に導いた。金本監督続投の場合は、来季は1軍ヘッドコーチ格を要請される方向だった。若手からベテランまで現状を把握しており、後任の適任者といえる。

この日、矢野2軍監督はフェニックスリーグ開催中の宮崎で、共に戦った金本監督の辞任を悔しがった。「大学も一緒にやったし、現役時代もタイガースで一緒にやってきた。現場でも一緒にやろうという形で、オレも力になりたいし、球団にもファンにも、恩返しがしたいと思ってやってきた。オレも悔しい」。事前に金本監督から連絡を受けていたと明かし「オレらがどうこう言えるものじゃない監督の気持ちもあるから」と思いやった。人事については「球団がやること。何とも言いようがない」と話すにとどめた。

球団側は今後、矢野2軍監督に就任要請する方向だ。課題が山積するなか、チーム再建に向けて、速やかに新体制を固めていく。

◆金本監督と矢野2軍監督 同じ昭和43年生まれだが、金本監督が1浪で入学した東北福祉大では先輩と後輩の関係。信頼関係は厚く「カネ」「ヤノ」と呼び合う。ともに他球団から阪神に移籍して03、05年には優勝を経験した。矢野2軍監督が作戦兼バッテリーコーチに就任することが決まった15年秋に、金本監督は「間違ったことは言ってくれと」と話していた。

◆矢野燿大(やの・あきひろ)1968年(昭43)12月6日、大阪府生まれ。桜宮-東北福祉大を経て90年ドラフト2位で中日入団。97年オフにトレードで阪神移籍。ベストナイン3度、ゴールデングラブ賞2度。10年に引退し、16年コーチで阪神復帰。今年は2軍監督を務め、ウエスタン・リーグV、ファーム日本一。181センチ、78キロ。右投げ右打ち。

最終更新:10/12(金) 7:10
日刊スポーツ

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