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岩佐亮佑が現役続行、再起戦は世界切符かけた一戦か

10/12(金) 16:43配信

日刊スポーツ

前IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が現役続行で再び世界を目指す。12日に千葉・柏のセレスジムで会見して発表した。

8月のV2戦でTJ・ドヘニー(31=アイルランド)に判定負けし、王座を陥落していた。試合後は引退に傾いていたが、周囲の勧めもあり、9月に入って決断した。再起戦は年内にも外国人との王座挑戦者決定戦が浮上している。

試合後深夜に1度だけ試合を見た。「あの相手にあの試合で情けなくて。8割方やめようと思った。夢の世界王者にはなり、何か新しいことに挑戦しようと思った」という。ほぼ1カ月は飲み食べ遊びまくっていた。周囲から「十分にいいものを見せてもらった。これからは自分のためにやれ」、「挑戦はあとでもできる。ボクシングは今しかできない」と続行を勧められた。

岩佐も「応援してきてくれた人たちに言われて、肩の荷が下りた。大好きなボクシングをのびのびやろう」と再起を決めた。9月中旬に小林会長と1カ月ぶりに話をして「もう1度やります」と伝えた。会長は「安易な試合はしない。海外で大きな試合をやろう」と次なる高い目標を掲げて受け入れた。

昨年9月に再挑戦で世界王座を獲得すると、後援者から約束していた高級外車フェラーリをプレゼントされた。再起にあたってけじめと覚悟示すために返却した。「次はランボルギーニがいい」と、新たなニンジンのおねだりは忘れなかった。

最優先の目標にはドヘニーに雪辱を挙げた。「あの試合ではボクシングの本質のど突き合いを忘れていた。いばらの道になるが、全力疾走したい」。再び世界を目指して、9月末に筋トレから始めて、ジムワークも再開した。いきなり世界切符をかけた一戦の可能性に「まだ運がある」と前向きだった。

11日の3階級制覇王者井上尚弥(大橋)の70秒KOは、会場で観戦していた。「ボクサーとしてはやってられない。嫉妬を超えている。すねて帰りましたよ」。さらに「気持ちが揺れている時に見ていたら、復帰はやめてました」と周囲を大笑いさせた。

最終更新:10/13(土) 9:28
日刊スポーツ