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世界王者・喜友名が“伝統奥義”を解禁して決勝進出 空手プレミアリーグ

10/13(土) 12:49配信

スポーツ報知

 ◆空手プレミアリーグ・東京大会第2日(13日、東京武道館)

 男子形個人が行われ、日本勢は世界選手権2連覇中のジャカルタ・アジア大会王者・喜友名諒(28)=劉衛流龍鳳会=が準決勝までの4戦すべてを5―0で制し、14日の決勝に進出した。男子形には54人が参加し日本勢は10人が出場。決勝では本一将(23)=AGP=との日本勢対決に挑む。

 シードの喜友名は2回戦から出場。随所で力強い絶叫とともにキレのある突きなどを見せ、5人の審判員による判定では旗を一本も譲らぬ完璧な演舞で強豪外国勢を圧倒した。大粒の汗が流れ落ちるほどの熱量を会場に伝え切り、切れ味鋭い技に会場からも感嘆の声が漏れた。空手発祥の地、沖縄出身の28歳は「東京で勝って、世界で勝って、(2年後の東京)オリンピックにつなげたい」と、意気込んだ。

 今大会のテーマは「リズム」という。喜友名は「形の一つの流れを組み立ててきた。それが試合でできた」と満足そうに語った。準々決勝では6月から演舞リストに入れた劉衛流伝統の形「オーハン」を国内開催の国際大会で“初解禁”。相手の間合いに飛び込み攻めるという難易度の高い演舞を力強く見せつけた。国際空手連盟が認定する約100個ある形の中で「オーハン」もリスト入りしているが、これまでは劉衛流の選手しか使っていなかったため「あまり知られていない形」で、18年世界選手権(11月、スペイン)での3連覇に向け、新たに投入することも決めている。

 本との日本勢対決となった14日の決勝ではアジア大会を初制覇した十八番の「アーナン大」で挑む。終盤に腕を引きながら、蹴りを前後左右に連続して繰り出すのが見所。「自分の持ち味の力強さをさらに表現したい」と意気込んだ。

最終更新:10/14(日) 18:26
スポーツ報知