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「私は、私にしか歩けない道を進む」外国人女流棋士の苦悩、葛藤、そして挑戦

10/13(土) 9:03配信

BuzzFeed Japan

カロリーナ・ステチェンスカ。職業、女流棋士。

およそ10年前、日本の「将棋」と出合ったことで、彼女の人生は大きく変わった。

「もっともっと、強くなりたい」

そう願った彼女は、母国ポーランドからたった一人で日本にやってきた。そして、プロの女流棋士になる夢を叶えた。

ステチェンスカさんはいま、愛する将棋を生業にできた喜びを謳歌する。

その一方で、こんな言葉もつぶやいた。

「心が折れそうになったこともあった」

成功の裏には、日本の将棋界に異国の地から飛び込んだ女性としての苦悩と葛藤があった。

逆境に打ち勝ち、夢を叶えるために必要なことってなんだろう。ステチェンスカさんに、そのヒントを聞いた。 【藤原哲哉、吉川慧 / BuzzFeed Japan】

すべては、漫画「NARUTO」からはじまった。

――ステチェンスカさんが将棋と出合ったのは、漫画の影響があったそうですね。

16歳の時、漫画「NARUTO」と出合ったのがきっかけでした。その中に、奈良シカマルが登場する将棋の話があったんです。

ポーランド語版では「ジャパニーズ・チェス」と書いてありました。そこから「将棋って、どんなゲームなのかな?」って気になったのが始まりでした。

調べてみると、将棋は相手の駒をとったら自分の手駒として使える。そこがチェスと違う。ゲームに変化を与えるから、ダイナミックなものになる。その魅力を知って、将棋が好きになりました。

リアルで将棋をやりたいと思ったのですが、当時はまだ駒や盤が手に入りにくかった。だから色々と工夫をしました。

駒のイラストを印刷して、それで駒を作りました。将棋盤は友達に譲ってもらったりね。

インターネットの将棋サイト「81Dojo」でも将棋を指し始めました。オンライン上でプロの指導対局を受ける機会があって、そこで北尾まどか女流二段と出会いました。

北尾先生は、私に女流棋士の道をすすめてくれた恩師なんです。

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最終更新:10/13(土) 9:03
BuzzFeed Japan