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学校に行かなくても大丈夫 10年間の不登校を経て社長になった僕から見た学校

10/13(土) 11:02配信

BuzzFeed Japan

高校生で会社を作り、2017年には47都道府県から参加者300人を高野山に集めて地方創生会議を開催。今年に入って1億円の地方創生ファンドも設立した。

ひょろりと伸びた178センチの長身で、ニコニコしながらそんな華やかな経歴を語る大学生、小幡和輝さん(24)。実は、幼稚園の頃から中学3年生まで10年間不登校だった経験を持つ。不登校の子どもたちへの支援事業も始めている。

「不登校は不幸じゃないし、学校って本当に必要なのか社会に問いかけたい。義務教育だからとか、いい大学に入って、いい会社に入るためというのは思考停止です。なんのために学校が必要なのか、答えを返してほしいのです」
【BuzzFeed Japan Medical / 岩永直子】

出る杭を打つ空気に嫌気 小学2年生から完全に不登校に

和歌山県湯浅町という人口約1万2000人の小さな町で育った小幡さんは、幼稚園の頃からちょこちょこ登園しない日が増えた。

「お遊戯会」などやりたくないことを強制されるのが嫌だったし、砂場でもっと遊びたいのに止められるのが納得できない。

小学校に入ってからは、我慢できないことがさらに増えた。決定的になったのは、小学2年生の時休み時間の出来事だ。「3引く5は?」と友達の誰かが言い出し、「マイナス2だよ!」と得意になって答えた。

小学校2年生ではまだマイナスの概念は習っていない。感心してくれるかと思いきや、みんなの反応は冷たかった。漫画から身につけたことわざや漢字も、みんなが知らない言葉を知っていると白けたムードが漂う。

「その頃から僕は近所に住む中学生のいとこと遊んでいたので、苦手な科目はできないけど、一部の科目については中学生レベルのものまでわかっていたんです。でも、みんなが受けている授業の枠内なら褒められるけど、それ以上できるとむしろ『小幡くん、ちょっと待とう』と止められる。むしろ悪いことをやったという空気になる。先生もそうでした」

「嫉妬のようなものでしょうか。僕はそんな感覚がなくて、すごい人がいたらすごいなあと思って、その人からどうやって盗むか、その人に負けないようにどうやって頑張るか考えるのですが、できるやつは落とそうとするあの空気が全く理解できませんでした」

それ以来、学校を休む頻度がさらに増え、2年生の中ごろには全く行かなくなった。中学の教師だった父は学校に行かせようと、毎朝叱りつけた。

「それが毎朝3ヶ月ぐらい続きました。玄関前まで引きずられたこともあるし、ゲームを壊されたりもしました。でも本当に嫌だったし、頑として行かなかった。今振り返ると、父親の気持ちもわかります。田舎なのですぐ情報は広まりますから、自分の息子が不登校だと知られている生徒の前で授業をするのは辛いですよね」

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最終更新:10/13(土) 11:02
BuzzFeed Japan

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