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伊勢神宮創建の倭姫命ゆかりの地27カ所を1年以上かけて日本舞踊奉納 /三重

10/14(日) 10:08配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 日本舞踊家の花柳廸薫(はなやぎみちかおる)さんが現在、伊勢神宮を創建した倭姫命(やまとひめのみこと)の功績を讃え、倭姫命ゆかりの神社など27カ所を巡り舞踊の奉納を行っている。(伊勢志摩経済新聞)

【その他の画像】磯神社で奉納する花柳廸薫さん

 花柳さんは、3歳から花柳流日本舞踊を始め現在、花柳流師範。日本国内外問わずレクチャー・デモンストレーション、パフォーマンスを行うと共に企業、老舗(しにせ)旅館にておもてなし研修・講演などを手掛ける。NPO法人日本人のアイデンティティを育む会「紫薫子の会(しくんしのかい)」理事長、日本の心を未来に伝える真の日本女性を創出しようと「桜花村塾」を開塾し塾長などを務める。

 倭姫命は、第11代垂仁天皇の第4皇女で、第12代景行天皇の皇子で第14代仲哀天皇の父「ヤマトタケル・日本武尊・倭建命(やまとたけるのみこと)」の叔母にあたる。ヤマトタケルが東国征伐の時に三種の神器の一つ「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」(「草薙剣・草那芸剣(くさなぎのつるぎ)」)と火打ち石の入った袋を与えたとされる人物。約2000年前、天照大神(あまてらすおおみかみ)の鎮座地を求めて大和国から、伊賀、近江、美濃などの諸国を転々と巡り、紀元前4年に伊勢の国にたどり着き、神宮=現在の伊勢神宮内宮(ないくう)を創建したとされる。

 花柳さんは、昨年10月22日の「檜原(ひばら)神社」「大神(おおみわ)神社」(奈良県桜井市三輪)での奉納舞踊を皮切りに、これまで22カ所で奉納を行った(10月13日現在)。

 奉納している舞踊は、倭姫宮(やまとひめのみや)などで奉職した元神宮神職の谷分(たにわけ)道長さんが詠んだ歌「倭姫命讃仰(やまとひめのみことさんぎょう)」に、一中節(いっちゅうぶし)12世の都一中(みやこいっちゅう)さんが曲を付け、花柳さんが舞踊を振り付けたもの。皇學館大学(伊勢市)白山芳太郎研究室内神社史研究会が協力している。

 2017年8月5日から9月29日の期間に、クラウドファンディング「CAMPFIRE」にて「大和の安寧(あんねい)、安泰の祈りの原点 元伊勢に、感謝の想いをこめて舞を奉納したい」というプロジェクトで228人から366万6,000円の協力を得た。

 花柳さんは「巡幸にあたり、どのような状況であってもご縁を頂いた場所と時間に神々と向き合ってご奉納させていただこうを決めていた。まだ何も計画していない夢物語のような段階から多くの人のご縁とお力添えに導かれ、力むことも気負うこと無く、とても自然な形でここまでくることができたことにただただ感謝している」と話す。

 11月5日には、「倭姫宮」(伊勢市楠部町)の秋の大祭で奉納を予定。同6日には報告会と作品発表会「~天に舞ひ地に踊る~倭姫命讃仰 舞踊奉納巡幸 報告・作品発表会」(参加費=3,500円)を18時から賓日館(ひんじつかん)(伊勢市二見町)で行う。

 花柳さんは「いよいよ残すところあと5カ所。準備期間も入れると2年越し。舞踊奉納プロジェクトが11月6日に成就する。賓日館での報告会と作品発表会を楽しみにしていただければ」とも。

 これまで奉納した神社は以下の通り。

 昨年10月22日「檜原神社」「大神神社」「與喜天満(よきてんまん)神社」(奈良県桜井市)、10月23日「阿紀神社」「篠畑神社」(奈良県宇陀市)、11月27日「籠(この)神社」(京都府宮津市)、12月12日「日前(ひのくま)神宮・國懸(くにかかす)神宮」(和歌山県和歌山市)、12月13日「伊勢神社」(岡山県岡山市)、今年1月22日 「宇流冨志禰(うるふしね)神社」(名張市平尾)、1月23日「神戸(かんべ)神社」(伊賀市上神戸)、「都美恵(つみえ)神社」(伊賀市柘植町)、3月12日「日雲(ひくも)神社」(滋賀県甲賀市)、「坂田神明宮」(滋賀県米原市)、4月9日「天神神社」(岐阜県瑞穂市)、「酒見(さかみ)神社」(愛知県一宮市)、5月30日「野志里(のじり)神社」(桑名市多度町)、「忍山(おしやま)神社」(亀山市野村)、5月31日「加良比乃(からひの)神社」(津市藤方)、「神山(こうやま)神社」(松阪市山添町)、9月11日「竹佐々夫江(たけささふえ)神社」(多気郡明和町)、「磯神社」(伊勢市磯町)、「津長(つなが)神社」(伊勢市宇治今在家町)。

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