ここから本文です

「屋根をからかう」「しみじみ試合」ってどういう意味? 関東甲信地方の紛らわしい方言

10/14(日) 12:00配信

ねとらぼ

 標準語だと思ったのに、他県の知り合いに全く通じなかった―― そんな経験はありませんか? 方言の中には「標準語に似た言い回しなのに、意味が違う」という紛らわしい表現も少なくありません。

【すべての解答】

 今回は東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県、神奈川県、長野県、山梨県の「関東甲信地方の勘違いされそうな方言」を中心にクイズ形式でまとめてみました。他地域の人が問題を見ると、きっと別の意味が頭に浮かんでしまうはず。

【問題】

Q:骨が【おっかける】
Q:【しみじみ】勉強しなさい
Q:【猫のしっぽ】
Q:【おこさま】
Q:屋根を【はそん】する
Q:蚊に【くわれる】
Q:【こそこそ】勉強する
Q:【わざと】ですが、食べてください
Q:屋根を【からかう】
Q:気を付けろ【しね】
Q:明日も来る【ようだ】
Q:道路が【くむ】
Q:泣く子を【だます】
Q:野球する【しない】?
Q:冬は【かんじる】
Q:家が【たたる】
Q:【ちんちんもがもが】
Q:そろそろ時間だし、【いってみる】?
Q:それ、【だいじ】か?
Q:食器を【ひやす】

【答え】











Q:骨が【おっかける】
A:「追いかける」ではなく、茨城県の方言で「折れる、欠ける」。群馬県などでも使われる。

Q:【しみじみ】勉強しなさい
A:茨城県の方言で「真剣に」など。「ちゃんとしなさい!」のようなニュアンスで、たしなめる例文が多く見られる。

Q:【猫のしっぽ】
A:茨城県の方言で「末っ子」。東京都などでも使われていたとされ、ことわざ、しゃれた表現として扱われることも。かわいらしい印象を受けるが、由来は「猫のしっぽのように役に立たないから」だとか。

Q:【おこさま】
A:群馬県の方言で「蚕のていねいな表現」。関東地方などで使われる言い方。蚕は地域によってさまざまな呼び方があり、その他には「コガイサマ」「ヒメッコ」など。

Q:屋根を【はそん】する
A:群馬県の方言で「修繕」。全国各地で使われるが、方言の一種とされる。「破損」「修繕」と意味が逆転していて、何だかややこしい。

Q:蚊に【くわれる】
A:群馬県の方言で「刺される」。「蚊の針に“刺される”」という意味で、東日本では「くわれる」、西日本では「かまれる」が使われる傾向があるという。

Q:【こそこそ】勉強する
A:埼玉県の方言で「こつこつ」。「こっそり」という意味ではない。

Q:【わざと】ですが、食べてください
A:埼玉県の方言で「少し」。「意図的に」ではない。「気持ちだけのもの」という意味で使われることも。

Q:屋根を【からかう】
A:山梨県の方言で「修理する」。「からかい上手の高木さん」的な意味ではない。

Q:気を付けろ【しね】
A:山梨県の方言で「しなさい」。語尾の「し」で命令を表す。2014年、このフレーズを使った交通情報が「気を付けろ死ね」と読めると話題に。山梨県警は「気を付けるじゃん」に変更したという。

Q:明日も来る【ようだ】
A:神奈川県の方言で「しなければならない」。推定ではなく、必要、義務の意味を持つ。関東、東北地方などの一部地域でも使われる。

Q:道路が【くむ】
A:千葉県の方言で「崩れる」。「混む」「組む」ではない。

Q:泣く子を【だます】
A:千葉県の方言で「あやす」。秋田県などでも使われる。「騙す」と勘違いされそう。

Q:野球する【しない】?
A:長野県の方言で「しませんか」。「する」「しない」がセットになっていて、結局、どちらなのか戸惑いそう。他の地域の人には「野球しない?」の方が通じるかも。

Q:冬は【かんじる】
A:長野県の方言で「寒い」。「寒じる」と漢字にすると分かりやすい。初めて聞くと「何を『感じる』のか」と勘違いしそう。

Q:家が【たたる】
A:長野県の方言で「建つ」。初めて聞いた人は「(悪霊などの)たたり」を連想してしまいそう。

Q:【ちんちんもがもが】
A:東京都の方言で「片足で跳ぶ遊び」。現在、よく使われているのは「ケンケン」だが、これはもともと関西の表現だとされる。地域によって「チンチン」「アシコギ」など多様な言い方があった。

Q:そろそろ時間だし、【いってみる】?
A:栃木県の方言で「帰る」。飲み会だったら、もう一軒行くのかと思われそう。

Q:それ、【だいじ】か?
A:栃木県の方言で「大丈夫」。茨城県、福島県などでも使われる。

Q:食器を【ひやす】
A:栃木県の方言で「水につける」。群馬県などでも使われるとか。

※2018年10月15日追記:「しみじみ」の例文、解説を修正しました。

ねとらぼ

最終更新:10/15(月) 10:58
ねとらぼ