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世界初、セクハラを扱った子ども向けテレビ番組 来年放送 イタリア

10/14(日) 13:25配信

AFP=時事

【AFP=時事】世界で初めて性的嫌がらせ(セクシュアルハラスメント)問題をテーマにした子ども向けテレビ番組「Jams」が来年放送されることになった。国営イタリア放送協会(RAI)が13日、AFPに明らかにした。

 この番組は、父親のサッカー仲間で家族ぐるみの付き合いのある弁護士にセクハラを受けているジョイ(Joy)という11歳の女の子の物語で、対象視聴者は9~14歳の子ども。番組を制作するRAIは、セクハラというデリケートな問題に真正面から取り組んだ初めての子ども向け番組だとしている。

 RAIの子ども向け番組部門RAIラガッツィ(RAI Ragazzi)のトップ、ルカ・ミラノ(Luca Milano)氏がAFPに語ったところによると、この番組は児童心理学者チームの監修を受けている。

 ミラノ氏は、「このシリーズの脚本は完成しており、現在はこの分野を専門とするローマの病院の神経心理学チームの監修を受けながら、撮影を進めているところだ」と語った。「このチームは脚本の監修だけでなく、出演する子役たちも支援してきた。なんといっても彼らはまだ子どもだ。とても難しい場面を乗り越えなければならない時もある」

 仏カンヌ(Cannes)で開催された世界最大の児童向けエンタメ見本市MIPJuniorで、全10話から抜粋して制作された「Jams」の番組宣伝用ビデオが上映されると大喝采が巻き起こった。

 撮影は11月末に完了する予定。RAIはすでにこのシリーズに合わせた教育キャンペーンに取り組んでおり、他局はその結果に注目している。

 ミラノ氏は、「子ども向け番組で扱うにはかなり難しいコンテンツ」と認めながらも、とても重要なテーマなので、自分たちは正しいことをしていると思っていると述べた。

 このシリーズは、ジョイが友人たちとの絆を深め、大人の世界から干渉を受けた後も普通の生活を続けていくという前向きな結末を迎えるという。

 ミラノ氏は「もちろん、子どもたちには優しい物語を見せ、おとぎ話の世界を楽しませたいと思う。しかし子どもたちには現実の生活にも備えさせなければならないので、そのための物語も必要だ」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

最終更新:10/14(日) 13:29
AFP=時事