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JRA初の珍事…山田 距離誤認で1周目スパート 最下位に終わり騎乗停止処分

10/14(日) 6:00配信

スポニチアネックス

 JRA史上初の珍事が起こった。今年3月にデビューして新人最多の7勝を挙げている山田敬士(21)が13日、新潟6R(ダート2500メートル)で2番人気ペイシャエリート(牡3=小笠)に騎乗し、競走距離を誤認。1周目のゴール板通過後に減速させて再び馬群に合流するなどした。

 同レースはゴール板の対面にあたる2コーナーすぎの向正面からスタートし、約1周半するコース設定。使用頻度は極めて少なく、16、17年の秋に2レース、今秋も2レースが予定されているだけだった。山田は同コース初騎乗。先頭で迎えた1周目の直線入り口から猛然とムチを入れて馬を追いだし、ゴール板通過時にレース終了だと勘違いして馬を外めに誘導して減速。その後、他の騎手からの注意もあり、向正面からレースに再合流したが、勝ち馬から4秒8差離された最下位12着に終わった。

 顔面蒼白(そうはく)で無言のまま検量室に引き揚げた山田。93年のジャパンカップでは、1番人気コタシャーンに騎乗したケント・デザーモ(当時23)がゴール手前100メートル標識をゴールと誤り、いったん追うのをやめた。結果は2着を確保したものの、ビッグレースでの大失態となった例がある。JRA広報は「過去にゴール板を間違えたというケースはあったが、距離を間違えたのは初めて」と説明した。

 JRAは14日から裁定委員会の議定があるまで、同騎手を史上初となる競走距離の誤認を理由とした騎乗停止処分とし、14日に騎乗予定だった8鞍全て乗り代わることになった。

 ◆山田 敬士(やまだ・けいし)1997年(平9)9月18日生まれ、東京都出身の21歳。小桧山厩舎所属。今年3月デビューのルーキーで、ここまで新人最多7勝を挙げている。

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