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祇園のビルが話題、アートなカルチャー発信地に

10/14(日) 8:00配信

Lmaga.jp

各フロアでさまざまなイベントや企画展、ポップアップショップをおこなう複合施設「ygion(ワイギオン)」(京都市東山区)。9月に新しいギャラリーがオープンし、現代アート好きやアートに注目する学生らにも注目のスポットとなっている。

【写真】美術館に展示されるようなアートが間近で

もとはスナックやバーがひしめく雑居ビルだったのが、2017年11月にクリエイティブな雑居ビル「ygion」として誕生。核となるのが4階の「ygionラウンジ」で、アートエキシビションが開催されるイベントスペースと、展示期間中はカフェとして営業するキッチンスペースに。

週末にはさまざまな料理人やパティシエが企画展と連動したスペシャルイベントをおこない、過去には予約困難な「食堂おがわ」のポップアップイベントや、祇園にかつてあった伝説のうどん屋「萬樹」の2日限りの復活もあったりと話題を呼び、アート好きだけでなく、食通も関心を向ける場所となっている。

ビルに入居する店舗もコンセプトに沿ったものだけとなり、現在は、屋上にはフルーツを使ったサワーでお馴染み「sour」による期間限定ルーフトップバー「サワーガーデン」、5階にはレコードショップ「JAZZY SPORT KYOTO」、そして9月2日に「CANDYBAR Gallery(キャンディバーギャラリー)」が加わった。

「キャンディバーギャラリー」のオーナー、高岩シュンさんはアンディ・ウォーホールや草間彌生、KAWS(カウズ)、BANKSY(バンクシー)など、長年現代アートを集めているコレクター。ギャラリーでは自身のコレクションを含め、有名アーティストの作品を展示販売。

コレクターへと販売するだけでなく、「若い方もどんどん見にきて、アートに興味を持ってもらいたい」と、オーナーの高岩さん。美術館で厳重警護のなか見るような高額アートもこちらでは写真撮影オッケーという自由さ。ギャラリー名も敷居が高いと感じるアートを気軽に触れてもらうため、あえて身近な菓子の名前にしたという。

10月29日まで開催中のオープニング展はBarry McGee、KAWS、五木田智央の3人にフィーチャーした『ぼくたちが好きなART』を開催中。「KAWSの作品を初めて手に入れたのは18年前。かっこいいと思ったのが、現代アートを掘り下げていくきっかけになって。このギャラリーでは、先輩たちが私に教えてくれたように、若い方が現代アートを見たり、買ったりできる場にしたいと考えています」。11月15日からはイギリスの現代美術家ジュリアン・オピーの展示も予定し、今後も有名アーティストの作品を展示販売するほか、年に数回4階のギャラリーでも若手作家の企画展を予定。

多様なヒト・モノ・コトが混在するアートフォーム「ygion」。アートをただ鑑賞するだけに終わらず、写真を撮ったり、購入したり、企画展だけのスペシャルなメニューをいただけたり、五感に訴えかける仕掛けも多く、これからますます目が離せない存在となりそうだ。

取材・文/天野準子

最終更新:10/14(日) 15:05
Lmaga.jp

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