ここから本文です

<北朝鮮>写真で見る「苦難の行軍」(2) 女性たちが路地裏で働いて社会を変えた ~20年前の大飢饉を振り返る(4枚)

10/15(月) 5:10配信

アジアプレス・ネットワーク

今から20年前の1990年代半ば、「苦難の行軍」と呼ばれる社会パニックが始まった。食糧配給制は崩壊し、短期間に餓死者が大量発生する事態に陥った。その数は200万人以上と推定される。

【写真特集】 秘密撮影された大飢饉時代の少女たち姿

恐慌の中で立ち上がったのは女性たちだった。職場や学校を離脱し、厳しく禁じられていた闇商売に続々参入した。自家製の餅やパンを売り、闇米を運び、男に交じって肉体労働もこなした。

この時にできた闇市場が、現在、北朝鮮中に拡大した「総合市場」(ジャンマダン)の原型になった。金正日政権は、増え続ける闇市場を追認し、ついに合法化せざるを得なくなった。

家族を食べさせるために必死に働いた女性たちが、北朝鮮社会を大きく変えた。(石丸次郎)

←(クリックして拡大)万引きと略奪から自衛するため、女性たちは商品にネットを被せるようになった。1998年10月江原道元山市にて撮影アン・チョル(アジアプレス)

←(クリックして拡大)闇商売が空間としての農民市場と結合して、各地に巨大な闇市場が出現した。働いているのはほとんどが女性だ。1998年10月江原道元山市にて撮影アン・チョル(アジアプレス )

←(クリックして拡大)疲れた様子のリアカー引きの女性。一運びいくらの力仕事だ。リアカーで寝ることもある。1998年10月江原道の元山市にて撮影アジアプレス。

あなたにおすすめの記事