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「お金を意識しちゃう人は向いてないよ」大王製紙元会長が語る“ギャンブルと仕事の哲学”

10/15(月) 12:00配信

新R25

「カジノ法案(統合型リゾート実施法案)」が導入に向けて議論されています。

個人的には「依存症」などのネガティブなイメージもあり、ギャンブルって少し苦手なのですが、それでも賭けごとに強い人は仕事などでも「大きな勝負」「豪快な行動」ができそう…というある種の憧れもあります。

今回は、「カジノにのめり込んで自社資金100億円以上を個人的に借り入れ、逮捕される」――かつてそんなウソのような事件を起こした、大王製紙元会長・井川意高氏を直撃。

波瀾万丈の人生を振りかえって、「勝負」と「仕事」についての哲学を語っていただきました。

〈聞き手:天野俊吉(新R25編集部)〉

井川さんが語るギャンブルの本質…「チップがお金に見えちゃう人は、向いてないよ」

天野:
噂で聞いたんですが…井川さんが「出所してすぐにその足でカジノに行った」というのは本当でしょうか?

井川さん:
それはさすがにないですね(笑)。仮釈放にあたって「2017年の10月3日までは賭博行為をおこなってる場所に出入りしないこと」という条件がありましたから。

まあ「72時間飲まず食わずでカジノにいる」「一晩で4億円の借金を背負った」とか、私のカジノ狂いを知ってる人がそう言ってるんでしょう(笑)。

天野:
ちょっと想像もつかない世界ですね…

自分はほぼギャンブルをやらないんですが、そこまで熱中できる理由って何なのでしょうか?

井川さん:
それをギャンブルやらない人に説明するの、すごく難しいんですよ。

前に「ギャンブルを知らない人がカジノ法案をつくるなんて、童貞がAVをつくるようなもの」と言ったことがあるんだけど(笑)。

井川さん:
よく「仕事のプレッシャーやストレスのせいでギャンブルに依存するんだろう」ってピントがズレたことを言われるんですけど、それは関係ないんです。

ギャンブル自体がとても面白いゲームだからですよ。釣りや登山が楽しいからやるのと同じです。

天野:
釣りや登山と同じなのかな…。「お金をもらえたり失ったりする」っていうのが大きな違いだと思うんですが…

井川さん:
これも理解してもらえるかわからないけど、「お金」もあんまり関係ないんです。いくら勝ったとか。

あのね、カジノでギャンブルをしてるときに、積み上げてるチップがお金に見えちゃう人ってギャンブル向いてないんですよ。

「今100万円分勝ってるから、あといくらで車が買える」とか「大勝ちしたらマンションが買える」とか。そういうお金のためではなく、ゲームとして楽しむ人が、本当にギャンブルにのめり込むんです。

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最終更新:10/15(月) 12:00
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