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音喜多都議「2大市場構想を支持したのは間違いだった。小池都知事は撤回し謝罪すべきだ」

10/15(月) 13:21配信

AbemaTIMES

 11日、ついに豊洲市場が開場した。視察に訪れた東京都の小池知事は「一旦立ち止まることによって、これまで様々な課題があった。この2年間については非常に安全性を将来のリスクも見据えた形で確保できたということで有意義ではなかったかと。このように思っている」と述べた。

 おととし、土壌汚染対策のための盛り土がなかったことが発覚、床に溜まった水からは高濃度の有害物質が検出されたため、東京都は38億円をかけて床を厚さ15cmのコンクリートで覆い、地下水を汲み上げるポンプや換気ダクトを設置するなどの追加工事を実施した。

 現場からは「外気が入らない閉鎖型の施設なので、温度管理や衛生管理が強化された」「加工パッケージ棟が新設され、調理やパック詰めが可能になった」「トイレが最新式で衛生的だ」と評価する声もある一方、

 「水産棟と青果棟が公道で隔てられ遠い。巡回バスがあるが行き来に時間がかかる」
 「場内が複雑で荷物の出し入れに時間がかかる」
 「店舗が狭い上に2階部分が高くて危険」
 「荷降ろしのためシャッターが開きっぱなしで蒸し暑かった」

 といった苦情もあるようだ。開場に先立つ先月19日には約50の仲卸業者らが移転の差し止めを求め、東京都を提訴。「築地女将さん会」の山口タイ会長は「今もって多くの関係者が全く納得していない。築地市場の移転計画は、全部が嘘と偽りだった」と訴えている。

■ベンゼン問題「“ゼロリスク“はない」

 12日放送のAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』に出演した仲卸業2代目の渡部惠子氏は、周辺の交通事情や排水口など、報じられている点に触れ「仲卸の人たちはすでに設計しているものを見せられた。これではスロープがきついから冷凍マグロが落ちるとか、排水口をもう少し深くしてもらわないと困るとか、一店舗の狭さ、壁を取っ払ってもらえないかとか、様々なことを言い続けたが、基本設計は変えませんと言われ続けた」と憤る。

 新党「あたらしい党」代表の音喜多駿都議は「やはり盛り土がなかったという問題点が段階で一旦延期し、原因を究明したこと自体は正しかったと思う。ただ、その後の色々な迷走、“安全だけど安心ではない“ということでさらに風評被害を招き、2年が経ってしまった。その間、豊洲市場の存在自体に1日500万円がかかっていたし、もう少し短くする方法はあったと思う」とした上で、「中で解決しないといけない問題と、東京都がやらないといけない問題は切り分けないといけない。排水口の問題については、なんでもかんでも流してきた築地の方法は改め、ゴミはゴミ箱に捨て、水だけを流しましょうという話で合意もできている。一方、道路などのインフラについては東京都が対応しなければいけない部分がある」と指摘した。

 さらに報道を賑わせているネズミ、ベンゼンの問題についても「栄養源となっていた市場そのものが閉鎖されたので、地道な駆除をしていけばネズミは減っていく。また、ベンゼンについては世界初の地下水管理システムを仕組みを導入し、水を汲み上げたところ流れが変わり、これまで検出されなかったところから出てきたという話だと思う。地下水の動きというのは複雑で、専門家の間でも議論があるもの。もちろんゼロに近いほうが安心だと思うが、この世には“ゼロリスク“はない。築地でもコンクリートが割れてベンゼンが検出されていたが、豊洲には地下ピットがあり、さらにコンクリートで覆われているので、地上部分は安全。そこを強調していくべきだ」と訴えた。

 自民党の川松真一朗都議は「2年遅れて色々な課題が見つかったということもあるが、市場の発展を考えるともったいない2年間だったと思う」との考えを示した上で、「迂回路も築地市場が閉場したことで工事が進み、11月4日には開通するので、動線はもう少し良くなる。排水口の問題についても机上の空論ではなく、市場の業界の代表者と東京都、技術の皆さんが相談しながら設計してきていること。渡部さんは“私の意見が聞かれてない“と言うかもしれないが、相談して作りあげてきた市場だ。もちろん長く使ってもらうためにはソフト面含め、これから運用しながら充実させていかないといけない」と話した。

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最終更新:10/15(月) 13:25
AbemaTIMES

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